FXとは
FXって何?
■概要
FXとは外国為替取引のことです。
広義の意味では外国為替取引全体のことを指しますが、一般的には通貨価値の変化を利用して利ざやを稼ぐ投資方法のことです。
レバレッジを利用することで少ない元手でも多額の資金を運用できるため、主婦やサラリーマンを中心に人気の投資方法となっています。
しかし、元手に対しての運用資金が大きすぎたりすると一瞬で元手が無くなってしまったり、場合によっては証拠金不足による借金を抱え込んでしまうこともあるためトラブルも絶えないものとなっています。
■レバレッジとは
FXの最大の特徴はレバレッジと呼ばれるシステムです。
レバレッジとは元々テコを意味する言葉で、一定額の証拠金を預ければそれを元にして多額の資金を運用することができます。
そのため、うまくいけば少ない元手でも大きく稼ぐことができる反面、損をする時も大きく損をするというハイリスク・ハイリターンなものとなっています。
現在のレバレッジは最大25倍(元手の25倍まで運用できる)となっていますが、海外業者だと最大400倍という業者もあります。
■レバレッジの具体例
たとえば、10万円の証拠金を預けて1ドル=100円の時に1万ドル(100万円)を購入したとすると、レバレッジは10倍になります。
為替レートが1ドル=101円になると、1万ドルは101万円になるため、差額の1万円が儲かるという仕組みになっています。
10万円の元手に対して1万円の利益ということは10%のリターンとなるので、非常にハイリターンとなっています。
逆に、為替レートが1ドル=99円になると1万ドル=99万円になるので、1万円損することになります。
このレバレッジがFXがハイリスク・ハイリターンだといわれる要因となっています。
■円安、円高とは
FXをする上で理解しなくてはいけないのは円安・円高が何を意味するかということです。
一般的な感覚と少し違うので注意が必要です。
まず、為替レートが1ドル=100円から1ドル=101円になった時は円高でしょうか、それとも円安でしょうか?答えは円安です。
直感的には円高に思えますが、これにはカラクリがあります。
為替レートの場合、「1ドルでいくらの円が買えるか」という考え方をします。
つまり、以前は1ドルで100円しか買えなかったのに、いまは101円も買えるという考え方をするのです。
1ドルで買える円が増えたということはドルの価値があがった、つまり円の価値が下がったということなので円安となります。
逆に1ドル=99円ということは、1ドルで99円しか買えなくなったということなので円高となります。
普通の感覚とは反対と覚えておけばいいでしょう。
1ドル=100円⇒101円 円安
1ドル=100円⇒99円 円高
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