消費税とは
消費税って何?
■概要
消費税とは消費に対して課税される税金のことです。
消費税は一般消費税と個別消費税の大きく2つに分類されます。
一般消費税とは原則として全ての物品・サービスに課税される消費税であり、個別消費税とは特定の物品・サービスに課税される消費税のことです。
特に断りが無い限り、消費税と言う時は一般消費税を指す場合がほとんどです。
施行当初は3%でしたが、2014年現在は8%、2015年は更に10%にまで引き上げられる予定となっています。
■消費税が非課税となるもの
消費税は原則として全ての物品とサービスが課税対象となりますが、社会道義上の理由などにより非課税となるものもあります。
たとえば、学校教育の費用(授業料や入学金、検定済教科書の購入費用等)は非課税となります。
他には集合住宅の家賃、テレホンカードや車椅子の本体価格も非課税となります。
■各国の消費税率について
消費税は日本をはじめ世界147カ国(2014年現在)で導入されています。
日本では消費税の増税が議論されていますが、世界では日本よりも遥かに高い消費税率を課している国も多いのです。
たとえば、ベルギーやオランダは標準税率が21%、デンマークやスウェーデンは25%となっています。
消費税率は特にヨーロッパ地域で高くなる傾向があり、一方でアジアでは7%〜10%代が多くなっています。
ただ、消費税率が高いヨーロッパ地域でも日常生活を送るうえで必須な食品に関しては低い税率を課している国も多いのです。
たとえば消費税率が25%のスウェーデンでは食品にかかる消費税率は12%とおよそ半分になっています。
また、標準税率が20%のイギリスでは食料品にかかる消費税率は0%となっています。(テイクアウトや外食などは除く)
■消費税の逆進性について
消費税は逆進性が高い税金であるとよく言われます。
逆進性とは、簡単にいえばそれぞれが逆の方向に進む現象のことです。
消費税の例でいうと、高所得者よりも低所得者のほうが税負担率が高くなるということです。
消費税が上がると食料品など生活必需品にかかるコストが上がります。
すると、収入に占める生活コストが高くなり、高所得者に比べて実際の税負担率が増すということです。
そのため、各国では食料品等の生活必需品にかかる消費税率を低く設定したりするなどしています。
現在日本では生活必需品にも同じ消費税率が課税されているため、消費税増税に伴って低所得者層に1万円から1万5000円の給付金を出すなどの対策がとられました。
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