寸志とは

寸志とは

寸志って何?

■概要

寸志とは心ばかりの贈り物を意味し、会社から従業員に支給される少額の金品や先輩からのカンパなどのことを指します。
会社から特別に支給されるという意味でボーナスに近い性質を持ちますが、支給条件や支給額もボーナスとは異なることが多いのでボーナスとは区別されます。

■寸志とボーナスの違い

寸志は主に少額の金品に対して使うことが多い言葉ですが、ボーナスとは明確に区別されます。
たとえば、ボーナスの額が少なかったとしてもそれは寸志とは違います。
まれに少ないボーナスのことを寸志として渡すこともありますが、用法が間違っているので注意しましょう。
ボーナスは受給条件を満たした人(正社員等)のみに支給され、パートやアルバイトなどボーナスの受給条件を満たしてない人には支給されません。
しかし、会社の業績が好調な時にパートやアルバイトにも会社からの御礼として少額の金品を支給することがあります。
これが寸志です。
つまり、このケースでいえば本当はボーナスを支給したいところですが受給条件を満たしていないのでこれで許してねという気持ちが寸志ということになります。
いわゆる心づけのような意味合いになります。

■寸志の例

上記ではボーナスの代わりに支給された金品を寸志として表現しましたが、それ以外にも寸志として表現できるケースはたくさんあります。
たとえば、飲み会や忘年会で中堅以上の社員が多めに会費を払うのも寸志といえますし、あるいは若手だけの会合に年配社員がそれなりの金額を幹事に事前に渡すというのも寸志になります。
このように、寸志とは少しばかりの気持ちを意味する言葉となっています。

■寸志をいただいた時の御礼の言葉

寸志を頂いた時にうっかり「ご寸志ありがとうございます」や「〜様よりご寸志を頂戴しました」と言ってしまうのは用法として間違っています。
寸志というのはもともと自分がへりくだって使う言葉なので、相手に対して使うと失礼になるからです。
寸志を頂いた時の御礼の言葉として正解なのは「ご厚志」や「ご厚意」、「お志」です。
たとえば、「お志に感謝いたします」や「ご厚意ありがとうございます」が寸志を頂いた時の御礼の言葉としては正解になります。

■寸志の金額

寸志はカンパや心づけのように少額の金品をさすことが多いですが、具体的には金額などは決まっていません。
そのため1000円でも寸志になりますし、場合によっては10万円でも寸志になります。
ただ一般的には数万円程度が相場になっているようです。

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