所得証明書とは

所得証明書とは

所得証明書って何?

■概要

所得証明書とは前の1月1日から12月31日までにいくらの所得を得たかを証明する書類のことです。
収入証明書ともよばれ、会社員などの場合は源泉徴収票が所得証明書として使われることが一般的です。
営業等の場合は確定申告書のコピーになります。
ローンを申請するときや奨学金を申し込む際に提出する書類となっています。

■源泉徴収票の種類

会社員や公務員の場合に所得証明書としてよく利用されるのは源泉徴収票です。
源泉徴収票は対象となる所得区分によって大きく3種類に分けることができます。

1.給与所得の源泉徴収票

ある年の1月1日から12月31日までに支払われた給与額や源泉徴収額が記載されており、年末調整がされた場合は扶養親族の数や社会保険料なども記載されています。
給与の支払いをした翌年の1月31日までに交付しなければなりません。

2.退職所得の源泉徴収票

退職金の支給額や源泉徴収額が記載されており、退職日から1ヶ月以内に交付しなければなりません。

3.公的年金等の源泉徴収票

ある年の1月1日から12月31日までに支払われた公的年金等の支給額や源泉徴収額が記載されています。
支払いが行われた翌年の1月31日までに交付しなければなりません。

■自営業の所得証明書について

サラリーマンや公務員は所得証明書として源泉徴収票を利用するのが一般的ですが、源泉徴収が無いので源泉徴収票が使えません。
そのため、自営業の人は住民税等の課税証明書などを利用します。
課税証明書には課税年度、課税標準額、寿民税の年額が記載されており、1年間の所得が記載されているため所得証明書として利用できるのです。
住民税は一般的に1月1日から12月31日までの所得をもとに税額を算出し、翌年の6月に課税するため所得のあった年と課税年度(証明書を発行する年)が1年ずれます。
そのため、過去にさかのぼって証明を希望する場合は希望する年度の違いに注意する必要があります。
2013年の所得を見たい時にそのまま2013年の課税証明書を希望すると2012年の所得情報が出てくるからです。

■所得証明書の発行方法

所得証明書は源泉徴収票や課税証明書のことなので、必要な場合は市役所等で申請する必要があります。
申請先は各市役所の窓口や出張所などになり、申請にあたっては本人確認書類(運転免許証や保険証)と印鑑、代理人による申請の場合は委任状が必要です。
手数料として1年度あたり300円かかるので、お財布も持っていきましょう。

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