ドメインとは
ドメインって何?
■色々な技術で使用される用語「ドメイン」
ドメイン(domain)とは領域や範囲、領土といった意味をもつ英単語ですが、コンピュータ用語としてのドメインは、ネットワーク上のコンピュータを管理するためのグループを表します。
そして多くの場合、各ドメインには名前を付けて、そのコンピュータがどのようなドメインに所属しているかを判別しやすくします。
このドメインにつけられる名前をドメイン名と呼びます。
ネットワーク内のコンピュータを管理するための技術は複数存在し、それぞれでこのドメインという用語や概念が使用されています。
そのため単にドメインと言った場合、どの技術におけるドメインなのかによって、意味合いが多少変化します。
今回は、その中でも特に有名な「インターネットにおけるドメイン」を紹介します。
■ドメイン名とホスト名
インターネット上のWebサイトにアクセスする際に、「http://www.abc.co.jp」のようなURLを使用します。
このURLのうち、はじめの「http://」と、.(ドット)で区切られた領域の一番先頭部分、つまり先の例では「www」の部分を除いた残りがドメイン名です。
それに対し、.(ドット)で区切られた領域の一番先頭である「www」の部分をホスト名と呼びます。
先に説明したように、ドメイン名はコンピュータを管理するためのグループにつけられた名前です。
それに対し、ホスト名は、そのドメインの中に存在するコンピュータ1台1台を区別するための名称です。
つまり、「www.abc.co.jp」とは「abc.co.jpドメインで管理されているwwwという名称のコンピュータ」を意味します。
■ドメイン名管理の仕組み
このように、ドメイン名はインターネット上での住所に相当する情報です。
異なる個所に全く同じ住所が存在すると宛先が区別できなくなってしまうため、複数のドメインによるドメイン名の重複は認められません。
世界規模のネットワークであるインターネットでドメイン名の重複を防ぐために、ドメイン名はレジストリと呼ばれるデータベースに集約され、管理されています。
そして、このレジストリに対してドメイン名を追加する許可を得ている組織や業者のことをレジストラと呼びます。
自分のネットワークに独自のドメイン名を割り当てたい場合、まだレジストリに登録されていないドメイン名を考え、レジストラに対してドメイン名取得の申請を行います。
■ドメイン名取得のルールは早い者勝ち
レジストラにドメイン名として申請できる名称は、その地点でレジストリに未登録のものに限られます。
つまり、先に申請し、少しでも早くレジストリに登録できたものが、そのドメイン名を使用することができます。
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