スクリプトエラーとは
スクリプトエラーって何?
■広義的なスクリプトエラー
スクリプトエラーとは名前の示す通り、スクリプト言語によって記述された処理をコンピュータが実行する際に、何らかの原因によってエラーが発生している様子を表す用語です。
■ブラウザで表示されるスクリプトエラー
一般的なPC利用を行っている中で最も目にすることの高いものが、ブラウザでのWebブラウジング中に表示されるスクリプトエラーです。
今日のWebページには、表示する人やタイミング、直前の操作によって表内容を変化させるようなものが多くなっています。
(たとえば、特定の画像の上にマウスポイントを重ねると、表示画像が切り替わるなど)このように、表示内容が条件によって変化することを「動的」と表現しますが、動的なWebページを作成する際に、JavaScriptやVB Scriptのようなスクリプト言語が使用されることがあります。
そして、そのスクリプト言語によって記述されている内容に誤りがある場合、ブラウザによってスクリプトエラーのメッセージが表示されます。
■スクリプトエラー≠スクリプトの記述が誤っている
動的なWebページを作成するために記述したスクリプト言語の記述内容が誤っている場合はスクリプトエラーが表示されますが、エラーが表示されたからと言っても、必ずしも記述内容が誤っているとは限りません。
スクリプトの記述内容自体に問題が無いにもかかわらずエラーの表示される例の1つが、Webページの表示に使用しているブラウザのバージョンが古い場合です。
スクリプト言語のようなプログラミング言語にも、OSやアプリケーションのようなバージョンがあり、バージョンが新しくなればなるほど新しい機能が追加されたり、不具合が解消されたりしていきます。
そのため、Webページ内で使用しているスクリプトの記述の一部が、バージョンの古いブラウザでは理解できないことがあり、その際にはブラウザはエラーとして扱ってしまいます。
また、記述内容が正しいにも関わらずエラーとなってしまう別の例としては、Webページのダウンロード中にネットワークが不安定になり、Webページのダウンロードが不完全になってしまった場合です。
この場合プログラムの記述の一部分が欠落してしまうため、正常に動作させることができず、エラーとなってしまいます。
■ブラウザでのスクリプトエラーへの対処
スクリプトエラーへの対処は、その原因によって異なります。
ブラウザのバージョンが古いことで生じるエラーの場合は、ブラウザのバージョンアップにより対処します。
また、ダウンロードの失敗によるエラーの場合であれば、Webページを再読み込み(更新)することでエラーは解消します。
スクリプトエラーが発生した場合でも、Webページの一部の機能は正常に動作しなくても、Webの表示そのものには影響がない場合も多くあります。
そのような場合は、スクリプトエラーが発生しても特別対処の必要はありません。
また、エラーそのものが目障りな場合、多くのブラウザではスクリプトエラーのメッセージ表示を停止する設定項目が設けてあるため、設定によりメッセージ表示を停止することもできます。
(具体的な設定方法は、ブラウザによって異なりますので、割愛させていただきます)
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