アクティブ運用とは
アクティブ運用って何?
■概要
アクティブ運用とは投資信託などの運用手法の1つであり、ベンチマークとなる指標や市場平均を上回ることを目標にした運用スタイルのことです。
絶対収益を目指してファンドマネージャーが銘柄を選別してポートフォリオを構築するため、市場平均に連動させるパッシブ運用とは逆の運用スタイルとなっています。
■アクティブ運用の特徴
アクティブ運用は市場平均を上回ることを目標にした運用手法であるため、優秀なファンドマネージャーの場合は大きな収益をあげることができます。
また、市場全体が下落しても個別銘柄を選別して投資するため、損失を低く抑えることができたり逆に利益をあげることもあります。
その分、ファンドマネージャーへの報酬や銘柄分析のためのコスト、売買手数料などが高くなる傾向があるため、運用全体にかかる運用コストはパッシブ運用に比べて高くなります。
つまり、ファンドの購入者(投資家)が負担するコストも高くなるため、コストを差し引くとパッシブ運用よりもリターンが低いというケースもあります。
■アクティブ運用の運用方針
アクティブ運用には実に様々な運用方針があり、成長性が高い企業に投資するものもあればマクロ経済分析などをもとに投資する企業を決定するものもあります。
ここでは代表的な運用方針について解説していきます。
トップダウンアプローチ
投資する市場や業界動向、マクロ経済動向など株価を左右する大きな流れを分析し、そこから投資する企業を決定する方式です。
次に紹介するボトムアップアプローチに比べると調査にかかる費用などが安いという特徴があります。
ボトムアップアプローチ
上記のトップダウンアプローチと違い、個別に企業を分析して投資する手法です。
個別企業を分析するため、経済全体を分析するトップダウンアプローチよりも費用が高くなる傾向があります。
バリュー株投資
企業が持つ本来の価値(企業価値)に対して、株価が割安な企業に投資する手法です。
ウォーレン・バフェットなど世界的な投資家が採用している手法として知られています。
投資期間が長期に渡るためリスクが高いですが、大きなリターンを得ることもできます。
グロース株投資
将来の成長が期待できる企業に投資する手法です。
現在はITやバイオ企業などがグロース株投資の投資先として有力視されています。
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