ワンセグとは

ワンセグとは

ワンセグって何?

■携帯電話・移動体端末向けの1セグメント部分受信サービス

ワンセグは、携帯電話を代表とする移動端末を対象として配信されている地上デジタル放送のことで、2006年4月1日から開始されています。
正式には「携帯電話・移動体端末向けの1セグメント部分受信サービス」という名称になっていますが、略して「ワンセグ」と呼ばれています。
また、「1セグメント放送」や「1seg」と表記されることもあります。

■名前の由来

地上デジタル放送では、1つのチャンネルを13のセグメントと呼ばれる区分に分けていて、用途に応じて使い分けています。
この13のセグメントうち、12のセグメントはテレビ向けの放送に使用されていて、残りの1セグメントを使用して携帯電話のような移動端末向けの放送を行っています。
そのため、正式名称の中で「1セグメント部分受信サービス」と謳われているのです。
このように、12セグメントを活用できるテレビ向けの放送に対し、ワンセグでは1セグメントしか使用できません。
そのため、配信できる映像データには限りがあり、QVGA(横320×縦240)サイズの低解像度のものになっています。

■ワンセグで放送されている番組

ワンセグで放送される番組は2008年3月末までサイマル放送が義務付けられていました。
サイマル放送とは、1つの放送局から同一の番組を複数のメディア、例えばテレビとワンセグで同時に放送することを意味します。
そのためワンセグで放送される番組は、基本はテレビ用の放送と同じ番組となっています。
しかし、2008年4月から放送法が改正され、ワンセグ独自のプログラムの可能になっています。
そのため、現在では数は少ないながらもワンセグ独自のプログラムによる放送も行われています。

■ワンセグを視聴する方法

ワンセグを受信するためには、ワンセグ放送に対応した機器を使用する必要があります。
現在の主要なワンセグ視聴用の機器としては、ワンセグ対応携帯電話やスマートフォンタブレットなどがあります。
更に、デジタルオーディオプレイヤーや電子辞書の中にも、ワンセグ視聴可能なものもあります。
またワンセグチューナーを別途接続することにより、一部の携帯ゲーム機やパソコンでの視聴も可能になります。

■視聴料金に関して

各民放からの放送に関しては、テレビと同様に無料で視聴することが可能です。
ただし、番組表を確認したり、アンケートに答えたりなど、視聴中に何かしらのインターネット接続を行った場合、その通信料は発生します。
またNHKに関して、テレビのような受信機器のために既にNHKと契約を結んでいる場合には、別途NHKとワンセグ用の契約を結ぶ必要はありません。
一方で、NHKと未契約の場合は新たに契約することをNHKは求めています。
しかし、法律的に契約義務が発生するかどうかは2014年10月現在ではグレーであり、明確化されていません。

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