ツールバーとは

ツールバーとは

ツールバーって何?

■ツールバーの役割

ツールバー(toolbar)とは、アプリケーションのウインドウ内に表示される、ボタンやアイコンが並んだ帯状の領域のことを指す言葉です。
ツールバー内のボタンをクリックすることで、そのボタンに割り当てられている命令を実行できます。

■ツールバーの登場する前は

ツールバーが登場する前は、アプリケーションに対しての命令を、文字で入力し実行するという操作が主流でした。
この操作方法はCUIと呼ばれ、一つの操作を行う時にどのような文字列を入力するかを全て暗記しておく必要があり、初心者にとっては少々扱いづらいものでした。
その後、絵で表現されるボタンをマウスを使用してクリックするというツールバーを使用した操作が登場し、パソコンがより初心者に扱いやすいものへと変わっていきました。
尚、アプリケーションによっては、ツールボックスと呼ぶこともあります。

■ツールバーの表示・非表示

ツールバーに並んでいるボタン一つ一つは、アプリケーションが備えている機能をそれぞれ表しています。
そのため、アプリケーション自体が備えている機能が多くなればなるほど、ツールバー上に配置されるボタンの数も増えていくことになります。
しかし、パソコンの画面の広さには限度があるため、全てのボタンを画面に表示してしまうと、画面がボタンで埋まってしまい、作業用の表示領域が狭くなってしまいます。
また同時に、10個のボタンの中から目的の1つを探すより、100個のボタンの中から目的のボタンを探す方が困難であるように、ツールバーに配置されるボタンの数が増えれば増えるほど、目的のボタンを探しづらくなります。
そこで、多くの機能を持っているアプリケーションでは、「書式設定ツールバー」「図形描画ツールバー」「罫線ツールバー」というように複数のツールバーを設け、各ボタンの働きに応じて、ボタンを配置するツールバーを分けています。
そして、作業を行うユーザは、これから行う作業に必要なツールバーを画面上に表示し、逆に必要ないツールバーは非表示するなど、状況に応じてツールバーの表示を調整して行きます。

■Officeが採用した、ツールバーに変わる操作方法

マイクロソフト社の販売するアプリケーションOfficeでも、長い間ツールバーを使用した操作方法を採用してきましたが、Office2007から「タブ」と「リボン」による操作に変更されました。
従来、ツールバーと呼ばれていたものとほぼ同等の役割の機能がリボンで、このリボンの上にさまざまなボタンが配置されています。
違いは、ツールバーのように、ユーザが必要に応じて各ツールバーの表示・非表示を切り替えるのではなく、「タブ」と呼ばれる箇所をクリックすることで、リボンの中に並んでいるボタンの種類を切り替えるところです。
この仕組みにより、操作画面内に不要なツールバーがいくつも表示されたままになっているという状況になりにくくなります。

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