スーパーバイザーとは

スーパーバイザーとは

スーパーバイザーって何?

■スーパーバイザーとは

スーパーバイザーと聞くと、どんな役職の人をイメージするだろうか。
これは私の話だが、初めてこの言葉を聞いたとき、バイザーなので、buyをする人かなというイメージを持った。
例えば、競りなどでかならず狙ったものを落札できるような駆け引きのうまい人をイメージした。
実際のスーパーバイザーはというと、全く競りは関係なく、英語に直すとSupervisorとなる。
日本語では「管理、監督、監修を担当する人」という意味になる。
一言でいえば、「管理職」である。

一般的にはサービス業などでこの肩書きが使われることが多い。
サービス業では、本社は東京にあるが、店舗は全国にあるという企業はたくさん存在する。
その全国の店舗を管理するのは至難の業である。
そこで地域ごと、都道府県ごとにスーパーバイザーをおき、各店舗を管理させる。

スーパーバイザーは、籍は本社にあるが、基本的に本社で業務を行うのではなく、担当地域の各店舗を巡回し、店舗を管理・監督しながら、店長に本部の方針を伝達する。
エリアマネージャーと言い換えてもよい。

■5C1P

スーパーバイザーとして身につけておくべき、5C1Pという概念がある。
一つずつ紹介していくと、

Communication(コミュニケーション)

本部の医師や方針を各店舗に正確に伝達する

Consulting(コンサルティング)

店舗の経営に関する相談や指導を行う

Counseling(カウンセリング)

経営的なことだけでなく、人員的なことに対しての相談に応じる

Coordination(コーディネーション)

チェーン店やFC店間のもろもろの事柄に関する調整機能

Control(コントロール)

本部の規定を順守させるため、各種チェックや点検を行う

Promotion(プロモーション)

本部の展開するプロモーションやキャンペーンが滞りなく行われているかを点検する

という感じになる。
どれも管理職としては重要なことである。
スーパーバイザーは、本部と現場の橋渡し的な役回りになるので、本部の意思と現場の意思を疎通させるためには、自分自身が本部と現場、どちらの立場も理解しておく必要がある。

■技術職のスーパーバイザー

スーパーバイザーは、サービス業で使われることが最も多いが、実は技術職にも使われることがある。
といっても使われる場面は限定的だが。

技術職におけるスーパーバイザーは、作成した設備を国外に納品する際に派遣される技術者をさす。
作成元と、実際に使用する現場が遠く離れているため、もし設備に不備があったり、現場でハプニングが起きたとき対応する人が必要になる。
そのため技術者のうち、数人を海外に派遣して、対応してもらうのである。

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