正社員とは
正社員って何?
■正社員とは
近年は就職氷河期とも呼ばれ、正社員になれない人も増加しているという。
しかし正社員とは何なのだろうか。
アルバイトと正社員の違いは分かるものの、正社員と非正規社員、あるいは派遣社員や契約社員。
様々な社員が存在しているが、その違いは何なのだろうか。
もともと正社員とは、非正規社員と区別するために用いられるようになった言葉であり、法律で明確に定義されているわけではない。
そのため、ここでは正社員について正式なものではなく、あくまで一般的にそうであるとされていることについて説明する。
■詳細
正社員とは正規雇用で企業に雇われた労働者である。
その特徴としては、以下の通り。
雇用期間
雇用期間は定められておらず、定年まで働くことが一般的であった。
賃金
年功序列制度により、年齢が上がるとともに賃金も上がっていく。
また給与は企業によって定められており、契約で定めた1年分の給料を12等分して支給される。
昇進、昇格
年功序列制度により、ある一定の年齢になれば一定の役職に就けることが多い。
一般書置くと総合職の区別がある企業は、総合職のほうが昇進が早いとされている。
その他
労働組合への加入率は、非正規社員よりも高い。
などの特徴がある。
しかし、近年は年功序列制度や終身雇用の制度がなく、成果主義を取っている企業も多い。
賃金も結果を出したものから給料が多くもらえるシステムに代わっている。
また正社員以外のキャリアは職歴としてもみなされない。
つまりアルバイトなどは職歴に含むことができない。
■その他の雇用形態
では正社員とそれ以外とで何が違うのだろうか。
それ以外の雇用形態とその特徴は以下の通り。
アルバイト
企業によって定められた時間ではなく、自身で選択した時間のみ働く、短時間労働者。
英語では正社員のことをフルタイムと呼ぶのに対し、アルバイトはパートタイマーと呼ばれる
給与は時給制度であり、働いた分だけ給与を受け取ることができる。
社会保険などは勤務日数、勤務時間による。
条件を満たせば自動的に加入となる。
それ以外の社会保障制度はない。
契約社員
雇用保険、厚生年金、健康保険に加入している。
雇用に関しては、毎年の契約更新がある。
給与に関しては、契約更新の際に1年分の給与を定め、それを12等分して支払われる
ボーナスに関しては会社しだい。
派遣社員
雇用契約は、派遣先ではなく、派遣元の身にある。
福利厚生なども派遣元の会社のものが適用される。
そのため、派遣先ではボーナスの支給があるのに、自分だけはもらえないということもある
などの特徴がある。
どちらも一長一短があるが、例えば契約社員ならば、社会的信用が正社員よりも少なく、住宅ローンを組むことができないなど、思わぬところでのデメリットがあったりする。
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