戸籍謄本とは

■戸籍はとても大切なものです

私たちが産まれてから死ぬまでの間お世話になるのが戸籍ではないでしょうか。
まず私たちが産まれた時に命名され出生届を市役所に届ける事になります。
この出生届が受理されると、法律上子どもとみなされ、それによってその父母の戸籍に名前が記載される事になります。
そしてその名前で生活をし、人生の最期を向かえた時に死亡届を提出する事によりその人の一生が終わる事になります。
このように戸籍と言うのは私たちの人生そのものになってきます。
まさに戸籍と一緒に人生を歩んできたと言っても過言ではないと思います。
出産、結婚、離婚、死亡など、人生にはいろいろな転機があります。
その度にこの戸籍に記載される事になります。
この戸籍を見ればその方の人生が見えてくるのではないでしょうか。
この戸籍と言うのは時として私たちの生きた証になってくるのではないかと思います。
それだけ重要なものかもしれません。

■戸籍に記載されているのは

さてこのように私たちの生活にとても重要な役割を果たしている戸籍ですが、この戸籍を身分証明書として利用する事もよくあります。
そのなかの一つに戸籍謄本があります。
これは戸籍に記載されている家族全員の身分事項を証明してくれる書類になります。
戸籍と言うのは夫婦と未婚の子どもによって成り立っています。
戸籍謄本はこの戸籍に記載されている夫婦と未婚の子ども全員の身分事項を証明するものになってきます。
またそれとは別に戸籍に記載されている方全員ではなく、その中の一人、また何人かの身分事項を証明する書類が戸籍抄本になってきます。
これら戸籍謄本や戸籍抄本と言うのは例えば就職の時やパスポートの申請時などに求められる事があります。
そこではその個人を証明する身分証明書として利用される事になります。
この戸籍と言うのは公に認められた書類になりますので他の申請時にも提出を求められる事があります。
まさに信頼のおける書類になってきます。

■いつもお世話になっています

戸籍謄本と言うのは普段はそんなに見る事もないと思います。
また毎日の生活のなかで必要とされるものではありません。
ですので戸籍謄本に記載されている事をそんなに真剣に見る方はあまりいないと思います。
しかしこの戸籍と言うのはまさに私たちの人生そのものになってきますので、時間があればその内容をよく見ておくのもいいかもしれません。
ご先祖様あっての私たちになってきます。
戸籍には人生の歴史が刻まれているのです。
とてもすてきな事かもしれませんね。