転嫁とは

転嫁とは

転嫁(てんか)って何?

■転嫁とは

自分の過ちや責任などを他人になすりつけることを指します。
よく使われる言葉として、「責任を転嫁する」のように使われます。
またこのようななすりつけだけでなく、二度の嫁入り、つまり再婚のことを指す場合もあります。
この言葉を用いて再婚を示す際には、若干よくないイメージをつけることとなってしまいます。

■責任転嫁

子供の考えとして使用されることが多くあります。
責任転嫁を行うと、本人の性格やモラルが問われるものとなるため、大人の考えではあまり積極的に転嫁を行うことはありません。
子供でも成長をしていくことで責任を認めることを学びます。
日常的な使用例としては追いつめられた人間が破れかぶれになって使うことが多く、なすりつけてもすぐにばれてしまうことも多くあります。
また自発的な転嫁ではなく、犠牲的精神の元で転嫁が行われることもあります。
地位や年齢が上の人間の責任をかぶることによって、守りたい人間をかばう行動がそれにあたります。
ケースによっては弱い立場の人間に大きな負担となってしまうため、進んで行うべきことではないと考えられます。

■税金の転嫁

税金として科せられる額に対して転嫁という言葉が用いられることも多くあります。
多くの場合では税の負担を他のものへ移転させることを指します。
以前は間接税は転嫁されるが、直接税は転嫁されないとされていましたが、直接税の負担相当額と同じくらいの販売価格の値上がりがされた際には、税は転嫁されたこととなります。
また間接税であっても販売価格に上乗せすることがなければ、これに該当することはありません。
難しい説明となりがちな税金の話ですが、税金の転嫁は他の値上がりに対しての反映を指すことが多いものと捉えるべきと思います。

■転嫁による企業の工夫

企業では消費税法人税の変化に対して素早く対応することが求められます。
法人税は引き下げの方針ではありますが、消費税については増税の対象となることが多く、増税されても他の面で補えるように転嫁の工夫を行うことが大切です。
同じ数だけ販売することができれば利益は同じとなりますが、消費税の増税分だけ消費が冷え込むことも考えられます。
このような際に販売数が落ちても同じように利益を上げていく工夫をすることで、より良い企業経営を考えていくことができます。
また1つの製品の利益を少なくして販売数を増やすことでも、全体の利益を上げるものとなるため、業界によって様々な判断が必要なものとなっています。

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