HDDとは
HDDって何?
■ハードディスクドライブ(Hard disk drive)
HDDはハードディスクドライブ(Hard disk drive)の頭文字を取って短縮したもので、コンピュータを構成する補助記憶装置の一つです。
OSやアプリケーションを構成するファイル群や、ユーザ自身が作成したデータなどを記憶させ、保管する用途に使用されます。
■補助記憶装置とは
コンピュータを構成しているハードウェアの中で、データを記憶する役割を担っているものを記憶装置と呼び、主記憶装置と補助記憶装置とに分かれます。
主記憶装置はメインメモリとも呼ばれ、CPUが処理するために必要なデータを記憶することで、あたかもCPUにとっての作業机のように機能します。
このメインメモリは情報を記憶するための仕組みとして電気を利用しているため、コンピュータの電源を切るごとに情報が全て消えてしまうという特徴を持っています。
そのため、ユーザが作成したデータのように、ある程度の期間は残しておきたいデータは、電気以外の仕組みによって永続的にデータを記憶できる
ハードウェアに保存します。
この、一定期間残しておきたいデータを保存するための記憶装置が補助記憶装置です。
■HDDの構造
HDDは金属製のケースの中に、プラッタと呼ばれる円形の板が1~数枚格納されていて、このプラッタの中に磁気を利用してデータを書き込みます。
電源を入れるとプラッタが高速に回転し、回転しているプラッタの上をスイングアームアームと磁気ヘッド呼ばれる部品がレコードの針のように移動することでデータを読み取ります。
■HDDの性能
HDDは、さまざまなメーカーからさまざまな製品が提供されています。
そのような多くの製品の中から自分のニーズに適したものを選択する際に、次のような要素を比較します。
ディスク容量
HDDによって、データを中に記憶できる容量が異なります。
2014年現在では数百GB(ギガバイト)やTB(テラバイト)クラスの製品が標準となっています。
ディスクの回転数(RPM)
HDD内のブラッタが回転する速度のことをRPM(Revolutions Per Minute)という単位で表します。
この値が高いほどプラッタが高速に回転し、データの読み書きが高速になります。
■パーティションとフォーマット
コンピュータに新品のHDDを組み込んだ場合、そのHDDを使用するためにはパーティションを構成した後フォーマットを行う必要があります。
パーティション
1つのHDDを複数の保存区画に区切ることができます。
この区切られた区画1つ1つをパーティションと呼びます。
WindowsのようなOSの画面からは、このパーティション1つ1つがデータ保存用のドライブとして扱われます。
複数のパーティションに分けることで、OSデータ用のパーティションや自作データ用のパーティションというようにデータの整理が容易になったり、パーティションごとに異なるOSをインストールすることでコンピュータ起動時にOSを切り替えられるデュアルブート構成が可能になったりします。
フォーマット
フォーマットは初期化とも呼ばれ、OSがHDD内にデータを格納できる環境を作る作業を表します。
フォーマットを行うことで、OSが正しくHDD内部にデータを保存したり、データを読み取ったりできるようになります。
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