マルウェアとは

マルウェアとは

マルウェアって何?

■malicious+software= malware

マルウェア(malware)は、英単語のmalicious(マリシャス)とsoftware(ソフトウェア)とを組み合わせて作られた造語で、悪意を持って作られた不正プログラムのことを指します。
具体的には、コンピュータウィルスやワーム、スパイウェアやクラッキングツール、また使用者にとってあまりにも負担の大きいアドウェアなどがマルウェアに分類されます。

■マルウェアの感染経路

マルウェアがコンピュータに侵入してくる経路はさまざまですが、インターネットの普及に伴い、ネットワークを経由した感染が最も多くなっています。
電子メールの添付ファイルとして添付されているマルウェアのプログラムを実行したり、マルウェアを含むWebサイトを参照することで感染します。
またそれ以外には、USBメモリを代表とするリムーバブルメディアを介してマルウェアに感染するケースもあります。

■マルウェアの感染を防ぐためには

マルウェアは種類や手口が日々変化しているため、残念ながら100%感染を防ぐことはできません。
しかし、次のような対策を行うことで、感染するリスクを低くすることができます。

アンチウィルスソフトウェアの導入

アンチウィルスソフトウェアとは、名前の示す通り、コンピュータウィルスへの感染を防ぐ目的で開発されたアプリケーションです。
本来はコンピュータウィルスのみを対象としていましたが、現在ではワームやスパイウェアのようなマルウェア全般に対応している製品が多くなっています。
ただし、アンチウィルスソフトウェアはインストールするだけでなく、ウィルス定義ファイルを含めたセキュリティアップデートが不可欠です。
アンチウィルスソフトウェアは、ウィルス定義ファイルに記載されている情報と比較することで不正プログラムを検出するため、ウィルス定義ファイルに情報の掲載されていない不正プログラムは検出することができません。
マルウェアは日々新しいものが発見されているため、ベンダーによってウィルス定義ファイルもその都度更新されており、ユーザーはアップデートを繰り返し、最新の状態を維持する必要があります。

ソフトウェアを最新の状態に保つ

多くのマルウェアは、OSやアプリケーションの脆弱性を利用して感染し活動します。
OSやアプリケーションは、バージョンアップの際には既知の脆弱性に関して対応されているため、最新のバージョンを維持することで、マルウェア感染のリスクを低くすることができます。
また、脆弱性の中でも緊急度の高いものに関しては、修正用のプログラムがOSやアプリケーションのベンダーによって配布されます。
このような修正用プログラムのことをパッチやホットフィックスと呼びます。
OSやアプリケーションのバージョンを最新に保つと同時に、提供されている修正プログラムも漏らすことなく導入する必要があります。

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