リソースとは

リソースとは

リソースって何?

■色々なものを表すリソース

リソース(resource)は「資源」という意味を持つ単語で、目的を達するために必要となる要素を示します。
コンピュータ用語としては、「コンピュータリソース」「ネットワークリソース」「システムリソース」のようにリソースという単語を含む用語が複数あり、それぞれで用語の持つ意味合いが異なります。

■コンピュータリソース

コンピュータやその上で動作するプロセスが動作するために必要となる要素をコンピュータリソースまたは計算資源と呼びます。
具体的には、メインメモリやCPUを指す用語として使用されることが多くなっていますが、それ以外にもハードディスクやディスプレイ、キーボードやマウスなど、あらゆる周辺機器がコンピュータリソースに含まれます。
また、後述のネットワークリソースの一部であるネットワーク帯域も含まれることがあるなど、最も幅広い意味で使用されているリソースです。

■システムリソース

システムリソースは、Windowsで操作するアプリケーションによって内部的に共通して使用されるメモリ領域で、ウィンドウマネージャが使用するUSERリソースと、グラフィックエンジンが使用するGDIリソースとで構成されています。
USERリソースは、アプリケーション操作で開くダイアログボックスやウィンドウなどの情報を格納し、GDIリソースではフォントやアイコンなどグラフィック表示に関連する方法を格納する領域として使用されます。
システムリソースは、Windowsに備わっているツール「システム情報」を使用することで確認できますが、USERリソースとGDIリソースとで、その時点で少ない方の値が示されます。
このシステムリソースの値が0になってしまうと、それ以上のアプリケーションの起動は不可能となり、この状況を「システムリソース不足」と呼びます。
このシステムリソースの容量は予め決まっているため、メインメモリを追加しても、不足を解消することにはつながりません。

■ネットワークリソース

ネットワーク環境で、複数のコンピュータによって共有されるハードウェアやソフトウェアをネットワークリソースと呼びます。
具体的には、ネットワーク上で複数のコンピュータから保存領域として使用される共有ストレージやそこに保存されている各種ファイル、また複数のコンピュータから印刷に使用されるネットワークプリンタなどがネットワークリソースに含まれます。
また、WindowsのActive Directoryを代表とするディレクトリーサービスで管理されている情報や、DNSサーバによって管理されているゾーン情報など、複数のコンピュータによって参照されるデータベースに記録されているレコード情報も、ネットワークリソースに含まれます。
更に、ネットワーク通信で使用できる帯域も、ネットワークリソースの1要素です。

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