履歴事項全部証明書とは

履歴事項全部証明書って何？

どのような書類？

例えば私たちが家を新築したり、また売ったりした時にお世話になるのが登記簿謄本になってくると思います。
このような登記簿謄本は法務局に申請する事によって取得する事ができます。
以前はこのような登記簿謄本を申請して取得していました。
しかし現在はオンライン化の進行によって、このような証明書もコンピューターで処理されるようになりました。
その結果、現在はこの登記簿謄本も、現在事項全部証明書や履歴事項全部証明書として発行されるようになりました。
実際にこのような証明書を取得した経験がある方も多いかもしれませんね。
このなかで現在事項全部証明書と言うのは、現在効力を有している事項のみの証明書になります。
またこれに対して履歴事項全部証明書と言うのは、過去の事項から現在に至るまでの経緯を示した証明書になります。
今までの登記関係の記録が全て記録されている事になります。
しかしそのなかで、ある一定年数以上経過した記録は別のところに移される場合もありますので注意する必要があります。
例えば閉鎖事項証明書などとして発行される事もあります。
そしてこの履歴事項全部証明書は、法務局に言って定まった手数料を支払う事によって申請する事ができます。
また法務局に行く時間がない方は、インターネットを利用して取得する事もできます。
しかし法務局専用の申請ソフトをパソコンなどにインストールする必要があります。
少し手間がかかりますが、一度準備すればその後はいつでも自宅で申請する事が可能になってきます。
現在は実際にインターネットを利用して、このような現在事項全部証明書や履歴事項全部証明書を取得している方も多いかもしれませんね。

オンライン化も進んでいる

このように現在は登記簿謄本も全てオンライン化されています。
そしてその証明書も現在事項全部証明書や履歴事項全部証明書をとして発行されるようになってきました。
実際このようにオンライン化されたほうが、法務局側、また申請する側それぞれに利便性が出てくるのではないかと思います。
登記簿と言うのは普段の私たちの生活のなかではあまりお目にかかる事はないかもしれません。
しかし毎日暮している自宅や土地など、知らない間に私たちと密接な関係になっているのです。
ですのでこのような登記関係についてもう少しよく理解する必要があるのかもしれません。
また証明書を申請する機会もそう多くはないかもしれません。
しかしいざ申請する立場になった時に慌てる事のないように準備しておくのも大切だと思います。