ダイヤフラムとは
ダイヤフラムって何?
ダイヤフラムについて
ダイヤフラムとは圧力を加えると位に変化を生じる膜のことを指しています。
耐熱性と対油性を持つゴムでコーティングをしています。
コーティングすることにより機密性を持ちながらも柔軟性を併せ持つという独特の形状になる。
この特性から、様々な分野の製品に用いられることがあります。
膜ポンプと呼ばれる
逆止弁との組み合わせて膜ポンプとも呼ばれるダイヤフラムの名は、隔膜を意味するものです。
圧力を調整するバルブに使用されることや、燃料の燃焼を調整するバルブなどにも使用されます。
もう一つの意味として、横隔膜のことを指しています。
膜ポンプと呼ばれる形状と、共通する部分もあるようです。
ダイヤフラムポンプは工業用の機器に使用され、その機能もカタチを変えて進化をしているようです。
ダイヤフラムの種類
大きく分けてダイヤフラムは3つのタイプに分類することができます。
各用途で緻密に計算され使用される目的によって、働き方が分けています。
一つ目のタイプは、一方へ流れる物質をもう一方で密閉するタイプです。
柔軟性がある特性を生かし、容積を増減させることが可能で、逆流を防ぐことができます。
二つ目は、ギアを用いた電動機の駆動に使用されるタイプです。
この場合も柔軟性を活かして、一方が解放されるという目的で使用されます。
三つ目は密閉しないことで、両方に流体を移すことが可能になります。
どのタイプの場合であっても、容積が増加することができること、そして圧力が低下するという減少を起こすことができます。
ピストンで動くポンプを使用すると油などの異物の混入の恐れがありのに対し、ダイヤフラムを使用することで油の混入をブロックすることが可能になるのです。
人体への使用
工業分野で使用されることが多いダイヤフラムですが、水槽のフィルターなど、身近なものにも使われている技術です。
さらに、その特性を生かして人工心臓にも使用されているのです。
人工心臓は心不全などで心臓の働きが低下してしまった場合に使用される医療機器です。
心臓には右室と左質があり、動脈と静脈が心臓を経過して体内に循環します。
どちらの機能も低下してしまうと生命にかかわることなので、補助人工心臓というサポートをする必要があります。
この人工心臓にはダイヤフラムの逆止弁という機能が必要になります。
柔軟性を持ち、容積を増減させるという膜ポンプの形状は、人体の機能を助けるためには適しているのです。
人体への使用は特別な検査が行われているため、安心して使用できるようになっています。
「ワードサーチ」は日常雑学・各種専門用語や業界用語などの意味を初心者にも分かる様に解説している用語集サイトです。
IT用語、お金・投資用語、ビジネス用語、日常雑学用語等を調べる際にご活用くださいませ。