高次脳機能障害とは
高次脳機能障害って何?
脳の機能について
私たちが持っている脳と言うのは体全体を司るとても大切な器官になってきます。
ある事を考えたり、また記憶したり、時には感情的になる事もあります。
その時はいつも脳が係わってくる事になります。
脳によっていろいろな事が指令される事になります。
それゆえこの脳が損傷すると体全体に大きな影響が出てくる事になります。
この脳の病気はさまざまなものがあります。
そのなかに高次脳機能障害と言う病気があります。
この高次脳機能障害と言うのは、脳が損傷する事により引き起こされるさまざまな神経心理学的症状になります。
脳のなかにはたくさんの神経が集まっています。
ですのでそのなかの一つでも損傷が起こると多くのところに影響が出てくる事になります。
この高次脳機能障害の症状はどのようなものなのでしょうか。
例えば脳卒中や交通事故に遭うとさまざまな症状が出てきます。
そしてそれが要因となって日常の生活に支障が出てくようになったら、この高次脳機能障害が疑われる事になります。
さまざまな症状が出てきます
脳卒中や交通事故になどに遭うと次のような症状が出る事があります。
まず記憶障害です。これは病気や事故の前に実際に起こった出来事を思い出せなくなります。
また新規の出来事をうまく記憶する事が困難になってきます。
例えば自分の名前や今日の日付、また現在地などが分からなくなってきます。
次は注意障害です。これは周囲の刺激に対してうまく対処できなくなります。
それゆえ大切な事に意識を集中させる事が困難になってきます。
また社会的行動障害も起こってきます。
この社会的行動障害と言うのは、自分の感情や行動をその状況に合うようにコントロールできなくなります。
また自己認識の低下や失行症、また失語症なども出てきます。
そして遂行機能障害が起こる事もあります。
この遂行機能障害と言うのは、物事を論理的に考えて計画する事ができなくなります。
そして自分自身が行った行動の分析や評価をする事が困難になってきます。
自分で計画する事ができないので毎日の日常生活にも支障が出てきます。
その他にも脳に障害が起こるといろいろな症状が出てくる事があります。
このように交通事故や病気によって、脳が原因と考えられる症状が出てきたらこの高次脳機能障害を疑ってみる必要があります。
もちろん事故や病気以外で前述のような症状が出てきた時も注意が必要になってきます。
とにかく早めに診察を受ける事が大切になってきます。
それによってこの病気も回避できるかもしれません。
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