水銀蒸気とは
水銀蒸気って何?
身近なものに使われています
私たちの身近にあるものとして思い付くのが体温計や血圧計ではないかと思います。
また電池や蛍光灯なども身近なものになっています。電池や蛍光灯などはよく見かけます。
そしてこれらに共通している事としてはその全てに水銀が含まれている事です。
この水銀は流動性があり無臭の銀色の液体金属になります。そしてこの水銀を加熱すると揮発します。
この時出てくるのが水銀蒸気になります。この水銀蒸気は時として私たちの体内に入ってくる事があります。
この体内に対しての吸収経路は、 飲食や経口による摂取、また皮膚が接触する事によって起こる経皮吸収や揮発した蒸気の経気吸入があげられます。
例えば血圧計や体温計に含有されている水銀ですが、体内の消化管から吸収される事はまずありません。
例え体温計や血圧計1本を誤食したとしても有毒になる事はありません。たいていは2~3日すれば対外へ排泄されます。
そしてこの体内への吸収における危険性が問題になってきます。
この水銀と言うのは摂氏20℃で気化します。
またその時空気が汚染されていれば有害濃度まで達する事もあります。
それゆえ注意が必要になってきます。
十分注意する必要があります
このように水銀蒸気を吸入する事によってすぐ異常が出る事はありません。しかし人によっては異変がある方もいます。
この蒸気を吸入する事によって起こる症状としては、頭痛や呼吸困難、また肺水腫や気管支刺激症状、そして下痢や嘔吐などが出てくる事があります。
そしてそのなかには肝不全や腎不全、また悪寒などの症状を訴える方もいます。
また皮膚接触によって引き起こされる症状としては、全身に対しての皮疹や浮腫が出てくる事があります。
しかしこの水銀蒸気が腎臓や中枢神経系に影響を与える事もあります。
その結果精神不安定や言語障害が引き起こされる事もあります。
また女性の方は注意する必要があります。特に現在妊娠している女性は子供や乳幼児に対して悪影響を及ぼす事があります。
それゆえ十分注意するようにしてください。
このように水銀蒸気が体内に入っても特に影響はありません。
しかしその量が多かったり、また人によっては少量でもさまざまな症状が出てくる事がありますので気をつけてください。
水銀は私たちが毎日の生活でいつも扱っているもののなかに入っている事があります。
また普段はあまり関心を持っていない方も多い事でしょう。
しかし場合によっては体に大きな影響を及ぼす事もありますので注意する必要があります。
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