フェアトレードとは
フェアトレードって何?
公平な貿易について
最近話題になっている言葉のなかに、フェアトレードというものがあります。
この言葉の意味をご存じでしょうか。
フェアトレードというのは、日本語では公平な貿易を意味します。
現在の国際貿易は、開発途上国に不利になっています。
開発途上国は、社会的、また経済的に立場に追いやられています。
ですので、時にはアンフェア意識によって、貧困が拡大するケースもあります。
そして南北における経済格差の解消のために、この運動が開始されました。
このフェアトレードというのは、透明性や対話、また敬意を基礎として、公平な条件下において国際貿易を行う事を目指しています。
そしてそのなかにおいて、南部地域にいる弱い立場の生産者や労働者へ、条件のよい貿易環境を提供していきます。
また、これら生産者や労働者の権利を守る事にも力を入れています。
この公平な貿易の実現によって、生産者の啓発活動や支援、また今までの国際貿易のルールや慣行を見直す運動も行なわれています。
どうして公平さが求められるのでしょうか
このフェアトレードについては、さまざまな意見があります。
しかし、どうして今公平さが求められているのでしょうか。
例えば、コーヒーを例に取ってみます。
このコーヒーの生産国の多くは開発途上国です。
しかしコーヒー豆の買取り価格については、開発途上国などの生産現場とは異なり、距離のあるニューヨークやロンドン市場で決定します。
この国際市場価格というのは、毎回変動も激しくなっています。
また最近は、投機マネーなどの対象にもなり、価格が高騰するケースもあります。
しかし、マーケット情報や販売手段がない途上国の人たちは、なすすべがありません。
ですので、時には十分な利益を得られない事もあます。
この状態が続くと生活も不安定になり、将来にも期待が持てなくなります。
しかし公平な貿易条件を提示する事で、生産能力を高め、マーケット情報も入手可能です。
公平な貿易の実現によって、地域社会も発展していけます。
また国際基準によれば、生産者の十分な生産や生活を支えるために必要になってくる、最低価格が規定されています。
そしてこの国際市場価格が下落した場合、輸入業者は最低価格以上を保証する必要があります。
このように、フェアトレードはとても大切なものです。
特に途上国の人たちに取って、必要不可欠になっています。
ですので、今後もこの公平な貿易を推進する運動を進めてもらいたいと思います。
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