九品仏とは
九品仏って何?
仏像について
仏像に興味がある人も多い事でしょう。
お寺や神社などに行くと、この仏像が見られます。
この仏像というのは、仏教の信仰対象となっている仏の姿を表現した像を言います。
この仏というのは、さまざまな見方があります。
また、仏陀や如来などと言われる事もよくあります。
仏については、例えばある真理に目覚めた者、また悟りを開いた者などの意味を表します。
初期の仏教では、この仏は仏教の開祖である、釈尊や釈迦如来を指していました。
しかし、大乗仏教の登場により、弥勒仏や阿弥陀如来などの仏が出てきました。
このように仏の意味もさまざまですが、そのなかかに九品仏があります。
この九品仏というのは、九品によって分けられた阿弥陀仏の像の事を言います。
もともとの言われについて
この仏の駅の名は、その土地での浄土宗の名刹、浄真寺によって名付けられました。
そして上品堂、中品堂、また下品堂と言われる三つのお堂の中に、各三体の阿弥陀仏像が安置されています。
その合計が九つになるので、この名前になったのです。
またこれらの九体の阿弥陀仏像については、観無量寿経と言われる経典に記載されています。
この経典ですが、だいたい次のような内容になっています。
インドにあるマガダ国の王妃のヴァイデーヒーは、ある日王子の政治的反逆を受け、囚われます。
彼女は権力や名誉争いに遭い、家庭崩壊の体験をしました。
その後、真実の人生を求めて、お釈迦さまのお話を聞くようになりました。
その時お釈迦さまは、阿弥陀仏の事について触れ、毎日の生活を、この阿弥陀仏中心の生活にするよう勧めてきました。
そしてそのために、毎日行う事を説いてきました。
またその中には、阿弥陀仏の存在を悟る、十三段階の瞑想法も存在しています。
そして、心が散れている場合でも阿弥陀仏が授かる、九種類の人々への救いも記載されていました。
そして、この九種類の人々への救いが、阿弥陀仏の救いへと説かれていきます。
この九種類の人々は、各自異なる阿弥陀仏を見るようになり、それが九品仏になりました。
時には専門家の意見も
九品仏となった言われは、遠い昔の話から垣間見られます。
現在はそれが当たり前になっている感もあります。
仏像に限らず、その他の歴史物も様々な経緯が存在しています。
それを私たちが、いかにして発見、また理解する事ができるかになります。
例え発見しても、理解できないケースも出てきます。
その場合は、専門家の人から聞いてみるのもいいと思います。
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