景観まちづくりとは

景観まちづくりって何？

まちの活性化のために

最近は地域の活性化とともに、まちづくりにも関心がおよんでいます。
自分が住んでいるまちが美しくなれば、住む側もとても気持ちよくなってきます。
このまちづくりのなかに、景観まちづくりがあります。
ご存じの方も多い事でしょう。
この景観まちづくりというのは、事業者や住民また行政が、景観を地域の共有財産という認識の元で、住みよい都市景観の形成をしていく事です。
日本では過去に戦争がありました。この戦争のため、多くのまちが犠牲になりました。
そしてその戦後復興の元、まちも形成しなおされました。
しかし戦後のまちづくりというのは、主にその利便性や経済性を優先してきたので、社会資本優位の都市整備が進んできました。
その結果、ブロック塀や電線、またビルや立て看板、など四季に関係ない景観になりました。
四季によって形成された景観と比べると、これらの人工景観はどこか見劣りがしてきます。
ですので、そのまちに合った景観が求められます。

とても重要な行為です

景観まちづくりというのは、わたしたちの景観を、地域共有の大切な資産として次世代に引き継ぐ活動です。
ですので、まちに住んでいる方全員がこの景観まちづくりに関心を持つ必要があります。
そうする事によって、魅力的な景観を形成する事ができるのです。
このまちづくりを行うには、景観計画が必要になります。
景観計画というのは、景観を担当する行政団体が主体となって行います。
このまちづくりの基本的な計画としては、景観形成の方針に基づいて、勧告の基準や景観形成上特に重要な公共施設の確認などを行います。
また、その方法によって総合的に整備の方針などをまとめていきます。
景観を担当する行政団体というのは、景観法に沿って地域住民の要望を取り入れる事が可能な各地方公共団体になります。
景観計画というのは、そのまちの景観形成を行ううえで、とても大切になるものです。
ですので、地域住民や事業者の方たちの協力も必要です。
このように、景観まちづくりを行うには多くの方たちの協力が求められます。
またその地域の特性に沿って、届出や勧告を行い、工作物や建築物に対してのデザインのルールを作る必要があります。
そして最終的には地域住民の合意の上で、理想的なまちづくりを推進していきます。
他のまちと比べて景観がよくなれば、地域住民の意識も変わってきます。
また今後も景観の維持に努めていく事になります。