イノベーションとは
イノベーション何?
■イノベーション
イノベーションとは、人の価値観を変えるような画期的なモノや仕組みのこと。
イノベーションとは、直訳すると「革新」という意味になる。一般的には新しい技術の登場を技術革新と言ったりするだろう。
しかし、経済的な側面からみたイノベーションは単なる「革新」ではなく、「今までの常識を打ち破り、社会に新たな価値観をもたらすようなモノや仕組み」のことである。
携帯電話を例に見てみよう。現在ではスマートフォンが主流であるが、ほんの数年前まではいわゆるガラケーが当たり前であった。
携帯電話でありながらパソコンと同じようにインターネットを使用することができ、さらにはタッチ操作であることや、様々なアプリが使えるスマートフォンは当時の人々にとって非常に画期的であっただろう。
しかし、現在では多くの人がスマートフォンを所持しており、それを当たり前のこととして受け入れられている。このように、単なる技術の発展にとどまらず、「画期的」から「当たり前」というような価値観の変化をもたらすモノをイノベーションという。
■イノベーションの種類
イノベーションは大きく2種類に分類される。
1つは画期的な新製品を開発ことで、他社との競争優位をもたらすプロダクトイノベーション。
上記の携帯電話の例はこちらに該当する。
もう1つは、既存の製品を製造する際、方法や工程を改良することでコストダウンを実現するプロセスイノベーションである。
例えば、多くの回転寿司店では、寿司ロボットなる者が導入されている。
これによって、短時間で多くの寿司を握ることができ、大幅な時間短縮、コストカットをもたらした。
■イノベーションが世間に与える影響
上記の携帯電話や回転寿司の例以外にも、私たちの身近には様々なイノベーションが存在している。
例えば、100円ショップ。どの商品も100円(税別)で販売しており、さらに品ぞろえも豊富である。コンビニ業界のイノベーションと呼べるだろう。
しかし、時代を遡ると、コンビニ自体もイノベーションである。
コンビニが登場したのは1970年代、野菜は八百屋、酒は酒屋で購入していた時代に、品ぞろえ豊富、夜遅くまで営業しているコンビニは当時の人たちには画期的だったであろう。
携帯電話にしても、固定電話が主流だった時代には、外出先で通話ができる携帯電話は非常に画期的だったであろう。
そこから時代とともに、メール機能や写真機能など、様々な機能が追加されていった。しかし、それはさらに高性能・多機能のスマートフォンにとってかわられてしまった。
このように、時代の変化、環境の変化は、イノベーションの繰り返しによってもたらされるのである。
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