マーケティングとは
マーケティングって何?
■概要
マーケティングと聞くとどんなイメージがあるだろうか。
この言葉自体が広い意味を含むため、曖昧なイメージを持っている人も多いだろう。
マーケティングとは原材料の仕入れから製品の作成、販売、宣伝広告、つまり商品の生産から、消費者の手に渡るまでの一連の流れをマーケティングという。
流れは単純だが、そこには綿密な調査やターゲティング、販売時期を検討したり、いくつ販売するかを決めたり・・・と様々な作業がある。
例えば化粧品を開発するとする。
そこにはまず、製品にどのような特徴を持たせるか、どの年齢層をターゲットにするか、どのように宣伝していくか、いつ販売するか・・・単純に考えただけでもこれだけの戦略を立てなければならない。
さらには製品を作成するための原材料の仕入れ、外注するならばどれくらいのコストがかかるのか・・・などなど上げていけばきりがない。
■マーケティングの3Cと4P
マーケティングには3Cと4Pという概念が存在する。
3Cとは顧客(Customers)、競争相手(Competitors)、流通経路(Channel)の3つ。
そして4Pは商品(Product)、価格(Price)、場所(Place)、促進(Promotion)、の4つである。
3C
3Cは、ある商品を開発する際に、どのような顧客をターゲットにして、商品を開発するか。
その市場にはどのような競争相手がいるか。
どのような経路で市場に流通させるか、という考え方である。
この3つは商品を開発する前の企画段階で調査・会議される。
4P
4Pは、どのような商品を、どのような場所で(例えばターゲットが中高生ならコンビニ、40台以上向けの商品なら百貨店など)、どのような値段で販売するか。
どのように広告・宣伝していくかという考え方である。
こちらは対照的に商品の開発が終わった後に検討することになる。
■差別化
全く新しい商品というものは、そう頻繁に生まれるものではない。
そのため、既存の商品をより安くしたり、新しい機能を追加して売り出していくことがほとんどである。
携帯電話でも、いわゆるガラケーの時代からスマホの時代が来るまではかなりの期間があった。
しかし、1度スマホが普及すると、市場のほとんどは埋め尽くされてしまった。
しかし、既存の商品を何も工夫せずに作っても、他社の後追いになってしまうだけで利益を上げることはできない。
そこで重要になるのが、差別化である。
たとえば、他社と同じ製品を作るにしても、生産コストを抑えることで商品の値段を安くできれば、消費者は安いほうを選んでくれるはずである。
これが差別化である。
自社の製品に、ほかにはない特徴を持たせるということである。
「ワードサーチ」は日常雑学・各種専門用語や業界用語などの意味を初心者にも分かる様に解説している用語集サイトです。
IT用語、お金・投資用語、ビジネス用語、日常雑学用語等を調べる際にご活用くださいませ。