顧問とは
顧問って何?
■顧問とは
皆さんは顧問という言葉を聞くと何を思い浮かべるだろうか。
大多数の人は、学生時代のクラブ活動の顧問の先生を思い浮かべるだろう。
顧問という言葉は一般的にはクラブ活動の先生という意味で浸透している。
しかし、今回説明するのは、企業における顧問である。
企業の顧問とはどんな存在なのだろう。
企業にとって顧問という存在は、経営にかかわるが権力は持たない存在である。
会社に意見やアドバイスは送るが、それに関する決定権はもたない。
つまり相談役のようなものである。
一般的には、会社の役員だった人が退職した後にそのポジションに付くことが多い。
それ以外にも会計士や弁護士などの専門家を顧問に置くこともある。
■クラブの顧問との違い
クラブの顧問の先生はどのような存在であっただろうか。
当たり前ではあるが、直接試合に参加することはまずなかったはず。
あくまでクラブ活動の練習を手伝ってくれたり、試合を組んでくれたりが主な仕事で、直接試合に出ることはまずない。
このように、活動の方針などを決めるのは顧問であるが、実際にそれを行うのは、学生である。
この点ではクラブの顧問と会社の顧問は似ているといえる。
さらには顧問の先生は学校の教員でもある。
顧問が本職ではないという意味でも同じであろう。
一番違うのはその待遇である。
クラブの顧問となると、休日にもクラブ活動があるため、休日出勤をせざるを得ない状況になる。
顧問手当もあるにはあるが、自給に換算すると最低賃金を下回ってしまうような額しかもらえない。
しかし、クラブ活動中に何か問題が起きると顧問の責任になる。
このように責任重大な仕事であるが、労力に見合うだけの報酬をもらえるというわけではない。
教師という仕事は聖職と言われるが、クラブの顧問となると話は別だという人も多い。
■様々な顧問の形
最近では、顧問の派遣を専門としている企業もある。
企業から相談を受け、専門知識を持った人を派遣している。
またインターネット上で相談を受け付けている企業もある。
顧問という存在を商売にしている企業も増えている。
顧問という存在はそれが本職ではない。
弁護士や会計士にしても、顧問だけで生計を立てているという人はほとんどいない。
また相談だけでなく、実際に資産の運用を委託されている会社も存在している。
例えば、投資顧問会社の中には、助言のみを業務としている会社もあれば、実際に資産運用まで行っている会社もある。
顧問会社にも様々な形態が存在している。
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