春一番とは
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春一番って何?
■春に吹く南よりの風
2月から3月の半ばに初めて吹く南よりの風を春一番といいます。
立春から春分の間に吹く強い風で、東南東から西南西に吹く風です。
春一番の吹いた日は、気温が上がり温かくなりますが、次の日は寒くなる傾向にあります。
■立春と春分
立春は、毎年2月4日頃で太陽黄経315度の日です。
旧暦の正月節で、二十四節気の1つ目でもあります。
春分は、毎年3月21日頃で、太陽黄経が0度となる日です。
国民の祝日「春分の日」でもあり、昼と夜の長さが同じになる日ともいわれています。
現在では、昼間の方が十数分長いということが分かっています。
■由来
1859年2月13日(旧暦)に起こった漁船転覆がキッカケといわれています。
強い南風が原因で船は転覆し、53名の死者がでました。
この事故の原因になった強い南風を「春一」もしくは「春一番」と漁師たちが呼ぶようになったそうです。
その後、民俗学者である宮本常一により、「俳句歳時記」に壱岐で使われている言葉として紹介されたことで、メディアでも「春一番」という言葉が使われ現在のように広がっていったと言われています。
53名の犠牲者のでた長崎県壱岐郡郷ノ浦町には「春一番の塔」が建てられています。
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