カウンセリングマインドとは

カウンセリングマインドって何？

カウンセリングマインドとは

「カウンセリングマインド」とは、カウンセリングの精神、カウンセリングをする際の態度・心構え・考えといった意味で用いられる和製英語です。
プロのカウンセラーに限らず、相手の身になって相手の気持ちを感じ、お互いに気持ちを通わせるという人間関係を大切にする際の基本となる態度や技能のことをさす言葉であるとも言えます。
つまり、相手にアドバイスや説教をするのではなく、相手の話が聞きたい、相手の気持ちがわかりたいという傾聴や受け入れの態度がカウンセリングマインドであると言えるでしょう。

カウンセリングとは

それでは改めて、「カウンセリング」とはどういうものなのでしょうか。
まず、プロのカウンセラーである精神医学や心理学の専門家、つまり、精神科医や臨床心理士が行う心理療法としての「カウンセリング」があります。
これは、精神的に不健康であったり、問題行動を持っている人を健康な方向に導くために行うものです。
しかし「カウンセリング」はこのような専門的な領域に限らず、コミュニティ、教育、結婚、ボランティア、家庭、育児などの分野など、様々な場所や人に活用されており、もっと広い意味で使用されています。カウンセリング化粧品などがよい例でしょう。
つまり、プロのカウンセラーでなくとも、「カウンセリング」を必要とする人との間で生まれる人間関係により、その人が抱える問題点や悩みを解決することが「カウンセリング」であると言えます。
「カウンセリング」を行う際は、カウンセリングマインドをもって、相手の話をしっかりと聞くことが重要です。

カウンセリングマインドの効果

カウンセリングマインドの基本は、相手の話をじっくり聞くという態度です。
相手の話にひたすら耳を傾けて、相手を理解しようと努めます。
この時に大切なのは、相手のペースで話をさせることです。
また、相手の思っていることや考え方を最大限に尊重し、受け止め、共感することが大切です。
このような態度をもって相手に接すれば、信頼関係が作られて、人間関係が良好になります。
プロのカウンセラーでなくても、カウンセリングマインドを積極的に日常生活の中に取り入れていくことが望ましいと言えます。