覚書とは

覚書って何？

■契約書の補足文書

契約を結ぶ事前に合意内容などを確認するためや、契約上重要な事項ではない条項を別途に覚書で合意する場合、細則を制定する場合に使われます。
また、既に合意している契約書の不明瞭な点や疑問点などを明確にするためにも用いられます。
法律的な意味はなく、単に何かを忘れないようにと書いたメモ書きなどを覚書という場合もあります。

■覚書の法的効力

契約書と同じで、法的にも有効です。
二人以上の当事者が署名押印する「連署方式」で作成される場合が殆どです。
また、契約とまではいかなくても、約束事などを確認するために作成される文書に関しても、覚書という場合があります。

■契約書と覚書

契約書とは、権利義務の発生、消滅、移動に関する合意などの内容を書面にしたものをいいます。
覚書は、契約を補足するような場合に使われることが多いのですが、法的な効力を持ち、内容に関しては契約書と同等のものから、契約書に記載されている些細な一部の内容に関するものであったりと様々です。
内容に関わらず、表題は覚書と記されていても、契約書と記されていても法的な効果同じといえます。
企業同士の提携契約などの場合、覚書は正式な契約の前に合意文書として使われるケースがあります。