TPPとは
TPPって何?
あまり理解されていないかもしれません
ここ最近ニュースなどでよく見かけるもののなかにTPPがあります。
ご存じの方も多いと思います。
ニュースでよく流れるので名前だけは知っているという方も多いかもしれませんね。
このTPPというのは、日本や米国が中心となった環太平洋地域での経済連携協定の事です。
この協定の正式な名称はTrans-Pacific Partnershipになります。この名称を略したものになってきます。
このTPPというのはパートナーシップ協定や経済連携になってきます。
しかし普通の貿易協定というわけではありません。
実際にはその協定を結んだ後で、人やモノ、またお金などを自由に移動させて経済よくしようと言う協定になってきます。
それゆえこの協定は輸入品にかる関税のみではありません。
その他にも知的財産権や金融におけるサービスの規定、また出入国に関する事や、政府と企業間での国際紛争の際の解決手段などもその内容になっています。
日本でもこれまで多くの議論がなされてきました。
そして2013年の7月に正式な参加表明を行いました。
メリットやデメリットについて
この協定は日本に取っていいものなのか、それともあまりいい影響を及ぼさないのか議論の分かれるところでもあります。
この協定に参加するメリットはどのようなものなのでしょうか。
政府はこのTPPに参加する事により、加盟国間でのすべての関税が撤廃されば毎年およそ3.2兆円の利益が出てくると言っています。
また日本での自動車関連の輸出が伸びてくる事が予想されます。
しかしその反動として、諸外国から安い農産物が輸入されてくる事になります。それなよって既存農業に大きな打撃をもたらす事もあります。
この協定に参加するメリットを簡単にまとめてみると、まず今まで行われていた関税を撤廃する事によって日本からの輸出額の増加を見込める事になります。
また日本の企業が海外へと進出しやすくなってきます。
今まで海外に進出できなかった日本の企業が海外に進出する事によって、日本の経済も発展する事になります。
また前述のようにおよそ3兆円のGDP増加が見込めます。そして協定に参加する事によってアジアの成長を促進する事ができます。
また海外から価格が安い商品を入手する事ができます。
しかしこの安い商品が入ると日本の既存産業が大きな打撃を受ける事もありますので注意する必要もあります。
このようにTPPというのはさまざまなメリットやデメリットがあります。
日本も参加を正式表明しましたので今後の展開をきちんと見ていく必要があります。
日本の経済がいい方向に向かっていけばいいですね。
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