還暦とは
還暦って何?
■長寿のお祝いの一つ
数え年61歳が還暦です。
61年目が、再び産まれた年と同じ干支に戻る年です。
干支とは、十干と十二支の組み合わせで、その種類は60種類あるため、六十干支とも言います。
また、十干十二支、天干地支とも言い、暦だけでなく方位や時間を表すためにも用いられます。
■十干
甲(きのえ)、乙(きのと)、丙(ひのえ)、丁(ひのと)、戊(つちのえ)、己(つちのと)、庚(かのえ)、辛(かのと)、壬(みずのえ)、癸(みずのと)の10種類が十干です。
陰陽五行説と結びついており、木・火・土・金・水に当てはめられています。
また、日本では兄(え)は陽を表し、弟(と)は陰を表すとし、例えば五行の木にあたる甲と乙であれば、兄が甲(きのえ)、弟が乙となります。
■十二支
子(ね)・丑(うし)・寅(とら)・卯(う)・辰(たつ)・巳(み)・午(うま)・未(ひつじ)・申(さる)・酉(とり)・戌(いぬ)・亥(い)を言い、暦の月だけではなく、方位や時間なども表します。
■赤ちゃんに還る
還暦で赤いちゃんちゃんこや頭巾などを身につけるのは、産まれたときと同じ、赤ちゃんのとき干支になるという意味と、魔よけの色である赤という意味があります。
昔の平均寿命からすれば、60年以上生きていることは長寿でもあり、かつては40歳、50歳と祝っていたようですが、鎌倉時代に現在の長寿の祝いと同じ形になったといわれています。
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