お彼岸とは

お彼岸とは

彼岸って何?

■春分・秋分の前後3日間

春の彼岸、秋の彼岸の二つがあり、それぞれ春分の日、秋分の日を中日として前後3日間、計7日間を彼岸といいます。
初日を「彼岸の入り」、最終日を「彼岸の明け」といい、この期間に行われる仏事を彼岸会

■日本特有の信仰

彼岸という言葉は、仏教の用語が語源ですが、彼岸の文化は他の仏教国にはない、日本独自の文化です。
諸説ありますが、彼岸は平安時代から始まったといわれ、1052年に仏法の滅びた世界が訪れるという「末法思想」が社会に広がりました。
戦の多い時代だったこともあり、社会に不安が広がりました。
太陽黄道が0度になり、昼夜の長さが同じになる春分、秋分は最もこの世と真西にあるとされている極楽浄土が近くなる日とも考えられていたことから、阿弥陀仏を拝み、不安な現世で極楽浄土で生まれ変わることを願っていたのが始まりともいわれています。
やがて、極楽浄土にいるご先祖様をしのぶ日となり、お墓参りなどの仏事となっていったと考えられています。

■お彼岸とお盆

お彼岸もお盆もご先祖様を敬う日という点では同じです。
お彼岸はあの世にいるご先祖様と最も近くなる日といわれ、お盆はあの世からご先祖様が現世に里帰りをする日です。

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