コンフリクトミネラルとは
コンフリクトミネラルって何?
貴重な鉱物
世界には多くの鉱物が存在しています。
これら鉱物は私たちの生活に、とても役立っています。
例えば鉄や石炭などは、私たちの毎日の生活になくてはならないものになっています。
またまだ発見されてない鉱物も多い事でしょう。
このような鉱物のなかで、よく聞くのがコンフリクトミネラルです。
いわゆる紛争鉱物です。
このコンフリクトミネラルというのは、中央アフリカの政情が不安定な地帯で産出されています。
通信やIT、また医療機器などに使用されるすずやタンタル、そして金やタングステンなどの鉱物を指します。
このコンフリクトミネラルは、携帯電話やスマートフォンなどのIT機器の小型化によって、その需要が増してきました。
しかしこれらの鉱物は、コンゴ民主共和国などの紛争地帯における武装勢力の資金源となるケースが多くなっています。
また絶滅が予想される、マウンテンゴリラの生態系にも大きな影響を与えています。
それゆえ、最近では国際的にまで発展しています。
規制も広がっています
このように紛争鉱物はその需要も増えているので、多くのところで役立っています。
しかし、その反面デメリットなども出てきています。
ですので、これら鉱物の規制問題も叫ばれています。
この規制について、米国でもコンフリクトミネラルの規制に乗り出しました。
連邦証券委員会が、ドット・フランク法改正案と同時にこの規則の詳細を煮詰めました。
そしてようやく最終版の案が可決されました。
これにより、紛争鉱物などの製品を取扱う企業は、SECに対して報告をする義務を負う事になりました。
また同時に情報開示の必要もあります。
この連邦証券委員会の規制が本格化する事で、対象とされる企業は早急な対応が迫られています。
また対象企業のサプラヤーたちも、監査や調査の対象になります。
しかしこの連邦証券委員会の規制は、多くの費用がかかります。
ですので、抵抗勢力も増えています。
実際にこれら規制に対しての訴訟も提起されています。
しかしこの紛争鉱物問題となる人権・人道問題を、真剣に取り扱わない企業は、米国やヨーロッパ諸国で多大な批判を受けています。
ですので、これら紛争鉱物はとても重要な問題になっています。
そしてアメリカでは、このコンフクトミネラルについての反応をさまざまになっています。
例えば、紛争鉱物の対象となったパソコンや携帯電話などの電子機器関連業界については、それぞれ自主的な取り組みを行っています。
またそのなかでも、デルやアップル、マイクロソフトなどの有名企業もある一定の評価を受けています。
今後の世界の動向に注目したいところです。
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