24時間調剤体制とは

24時間調剤体制って何？

調剤体制について

病気をした時にお世話になるのが、お薬です。
最近はドラッグストアや通販でも、この薬が購入できるようになりました。
とても便利になりましたが、使用方法を誤るとトラブルの原因になります。
ですので、十分注意してもらいたいと思います。
また病院においては、診察の後に薬をもらいます。
この薬は薬剤師の方が調剤してくれます。
この調剤については、24時間調剤体制が話題になっています。
これは要するに、薬剤などの調剤を24時間体制で行う制度です。
これに関しては、薬剤を調剤する施設基準が問題になっています。
この施設基準では、在宅薬剤管理指導業務を推進する観点により、かかりつけ薬局の要件が加味されました。
そしてこの施設基準の要件のなかに、次のような規定があります。
薬局を含めた近隣薬局と連携し、24時間調剤や在宅患者の薬学的管理や指導を行う体制になっている事です。
このように、施設基準のなかに24時間調剤体制が盛り込まれました。
この24時間調剤体制、また在宅業務の体制ですが、これは客観的に見て24時間体制が分かる事が必要です。
また防犯上の観点より、必要であれば夜間休日専用出入口や窓口でも対応できます。
そして在宅業務における実績は、直近の1年間を通じて10回以上必要になります。
またその場合、訪問看護ステーションとの連携体制が整っている必要があります。
さらに保健医療サービス、また福祉サービスとの連携体制も求められています。
このような体制を整備する必要があります。
しかし、連携体制を構築する薬局の数が少なければ、広域での連携か厳しくなります。
ですので、そのような点も考慮する必要があります。

さらなる整備が必要です

さて厚労省の統計によると、この基準調剤加算の届出数は、現行施設基準における薬局数の53％です。
今後は休日や夜間対応、また在宅医療への関与が増えてくる事が予想されます。
ですので、さらなる整備が求められてきます。
そして、24時間調剤等体制と開局時間外調剤体制の理解も必要です。
これについては平成26年改定によって、新規にこの調剤等体制を導入したところも多くなっています。
これは今まで単独だった保険薬局の保険薬剤師が、患者の要求に応じて24時間体制の調剤、また在宅業務の整備を行っています。
このように、調剤体制も大きく変わってきます。
患者の数も増えてきていますので、その患者の要望に応えていく必要があります。
これは今後も増加していくものと思います。