花筏とは
花筏(はないかだ)って何?
春という季節
春になると、多くの花や木が育ってきます。
また気候もよくなってくるので、外出する人も多くなってきます。
この春が好きな人も多い事でしょう。
運動、また外出するのにとてもいい季節ではないでしょうか。
さてこの春の風物詩に、花筏というものがあります。
ご存じの方も多い事でしょう。
この花筏というのは、水面に散った桜の花びらが、一緒に連なって流れる姿を筏に見立てた言葉です。
そのなかには、筏に花の枝をそえてあったり、また筏に花が散りかかっているものもあります。
このように、桜の花びらが散り、その花びらが水面にたくさんたまって浮いている様の事をいいます。
実際の写真を見ると分かりますが、とても奇麗です。
また筏というのは、木や竹などを使い、縄で結んで作った船です。
桜の花びらが、水面いっぱいに敷き詰められたかたまりが、花の筏に見えてくるのです。
とても奇麗なので、多くの方がつい見いってしまいます。
またこの頃は気候もよくなっているので、多くの方が見物に訪れています。
この桜の花を見ていると、とてもうれしくなります。
そのうれしさに、つい誘われてしまいそうになります。
しかし、その派手やかな桜の花びらが散ると、とても寂しくなります。
そしてその散った桜の花びらが、水面いっぱいに敷き詰められ風景を見ると、とても落ち着いてきます。
花の筏で心も落ち着きます
この花筏というのは、俳句の季語になります。
この時期は、寒い冬より暖かい春へ移行する時期でもあります。
またピンク色の桜の花が咲いて、とても美しい光景を見せてくれます。
しかしその時期はとても短くなっています。
その花が散った後の寂しさを補ってくれるのが、この花の筏になります。
この花筏の言葉については、かなり前から存在していています。
それは室町時代までさかのぼる事ができます。
その時代の文献に、この言葉が出ています。
1518年の閑吟集と呼ばれる歌謡集です。
遠く室町時代から、この花の筏は認知されていた事になります。
そしてこの言葉の由来ですが、何と骨壺からきています。
これは意外な事でした。
しかしそれを知ると、花の筏の美しい様の見方も変わってくるかもしれませんね。
いずれにしても、この花の筏の状態は一度見ておくのもいいと思います。
その光景を見て、思わず一句浮かんでくるかもしれません。
春は動植物に取って、新たなスタートの時期でもあります。
そういう時に、この奇麗な花筏を見て、心を落ち着けるのもいいのではないでしょうか。
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