相殺とは

相殺とは

相殺って何?

■一般的な相殺(そうさい)

互いに打ち消しあいゼロとなるの状態
相反するものが差し引きあい「無い」状態になる事をさします。
金銭の貸し借りや利害が打ち消しあいゼロになる場合に使われます。

■法律上の相殺(そうさい)

一定の要件を満たしている事を条件に、同種の債権を見合った分消滅することをさします。
例)AはBから5万円の物を買い、BはAから5万円の物を買っている場合、互いの債権を消滅させる。
相殺禁止事由に該当する場合は、相殺することはできません。
相殺は、同種の債権を持つうちの一方の意思表示のみで効力が発生します。

■相殺(そうさつ)

相殺(そうさい)の慣例読みと一般の辞書では書かれています。
読み方の問題なので、相殺(そうさい)と意味は変わらないとされています。

■読み方の違いによる、ニュアンスの違い

実際の社会では「ソウサツ」と読んだ場合でも、「ソウサイ」と訂正される程度で言葉の意味は伝わります。
しかし、「殺」は読み方で異なる意味を持つ多音字、破音字といわれる漢字です。
「殺」を「サツ」と読む場合、殺す・削るという意味があり、「サツ」と読む場合、減らす・削ぐという意味を持ちます。
「ソウサツ」と読む場合は、互いに殺すというニュアンスで受け取られる場合があります。

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