STAP細胞とは

STAP細胞って何？

■刺激惹起性多能性獲得細胞（しげきじゃっきせいたのうせいかくとくさいぼう）

Stimulus-Triggered Acquisition of Pluripotency cellsという英語表記の頭文字をとってSTAP細胞、STAPセルといわれています。
全ての細胞に分化することが可能で、胎盤に分化することもできるとされています。
ph5.7の酸性の液体にマウスの細胞を浸すと、万能細胞ができたというもので、この万能細胞をSTAP細胞といいます。
作出効率もよく、酸性の液につけるという簡単な方法ということで注目されましたが、現在論文は撤回されています。

■万能細胞

STAP細胞以外の万能細胞は、「ES細胞」「ips細胞」などがあります。
万能細胞とは、多能性幹細胞のことで、様々な組織に分化できる細胞です。

■ES細胞

ES細胞は、受精卵もしくは受精卵のが育ち胚盤胞といった初期胚が必要です。
倫理的観点から問題の多い技術です。

■ips細胞

ips細胞は、体細胞に3～4種類の遺伝子を入れて作ります。
受精卵を使わない点では、ES細胞の問題点を改善できましたが、癌化や奇形腫を形成してしまうという問題を抱えています。
癌化に関しては改善されましたが、改善によってips細胞の作出効率が低下し、現在研究が続いています。