中核充填所とは

中核充填所とは

中核充填所とはって何?

多くの災害が起こっています

最近は気象による災害、また人為的な災害など、多くの災害が起こっています。
特に気象の面では、地震や豪雨、また竜巻など、一瞬でやってくるものが増えています。
これらの災害が発生すると、多くのところに影響が出てきます。
例えば、停電や断水が起こる場合もあります。
そしてガスなどにも大きな影響が起こってきます。
このような事態の時に活躍するのが、中核充填所です。
この中核充填所というのは、災害が起こった時に分断されたインフラの整備の復旧に重点を置いています。
こ中核充填所ではLPガスの安定供給のため、LPガスの充填を行っています。
その費用については、国から一部の補助を受けています。
この事業は経済産業省が主体となって、2011年度から開始され、2013年度末まで全国の342か所で補助を受けました。
そしてこの充填事業は、2013年の11月で募集を打ち切り、今後の新規募集の予定はありません。

中核充填所が配置された背景について

この充填所が設置された背景には、東日本大震災が関係しています。
東日本大震災によって、このLPガスが有効利用できました。
それによりこのLPガスが、災害時に最も有効なエネルギーであることが立証されました。
またその時、たくさんの課題も出てきました。
東日本大震災においては、特に被害のなかった家庭などでは、当日よりLPガスの供給が可能でした。
そして避難所での炊き出し用、また仮設住宅の炊事用として、このLPガスはその威力を発揮しました。
被災後の短期間の間に、多くのところで有効活用されました。
また都市ガスの供給地域では都市ガスが復旧するまで、このLPガスが病院や避難所、また老人福祉施設などで利用されました。
この場合LPガスに空気を加えて、都市ガスの消費機器でも利用可能になるように、移動式のガス設備として使用されました。
このようにLPガスを利用して、都市ガス用機器にまで利用できたのが大きかったのではないでしょうか。
これらはLPガスがボンベで供給できる、というメリットを生かしたものです。
そして課題ですが、東日本大震災において被災した404万戸のなかで、およそ16万戸が全半壊しました。
そして津波によって、およそ20万本のLPガスの容器が海に流出してしまいました。
それゆえ、被災した地域への供給活動に大きな影響が出ました。
このようなことを反省して、今後のLPガスのあり方を改善していく必要がありました。
そしてそれらの課題を解決するために、この中核充填所が設けられたのです。

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