複合型サービスとは
複合型サービスって何?
複合型サービスとは
介護業界で働いている人は、「複合型サービス」という言葉を聞いたことがあるだろうか。
その名の通り、2つ以上のサービスを組み合わせて提供するシステムである。
しかし、具体的にはどんなサービスを組み合わせているのだろうか。
また組み合わせによって、今まで以上にクオリティの高いサービスを提供してくれるのだろうか。
現在の複合型サービスは「小規模多機能型居住サービス」と「訪問看護サービス」の組み合わせが一般的なようである。
訪問、通い、宿泊3つの介護を状況に合わせて臨機応変に介護サービスを利用することができる。
少し調子が良い日は、老人ホームなどの施設に通うこともできるし、調子が悪い日は介護士が患者の家を訪問して介護を行ったり、状況次第では介護士が宿泊をして介護を行うこともできるなど、その日その日で柔軟に選ぶことが可能。
対象者としては要介護1以上の患者が対象であり、誰でも受けやすいサービスとなっている。
複合型サービスのメリット
複合型サービスのメリットとしては、毎回ケアプランを作り直す必要がないということである。
先ほどから記述しているように必要に応じて、メニューを臨機応変に選ぶことができる。
また、1カ月当たりの料金が定額であるため、急にプランを変更しても必要な金額まで増えるということはない。
毎月の介護費用が膨らみすぎずに安心して利用することができる。
費用も介護保険で賄うことができるため、実質的な負担はほぼないといってもいい。
さらに契約する事業所が1つなので、何かあった時の連絡がスムーズに行うことができたり、顔なじみのスタッフも多くなるため、交流が図りやすいというメリットもある。
複合型サービスのデメリット
もちろん、デメリットも存在する。
まず1つ目のデメリットとしては居宅介護支援や入浴介護など、1部のサービスが受けられなくなってしまうということである。
利用可能なのはあくまでセットの中にあるサービスだけであり、もしセットに含まれていないサービスを利用すると、自費扱いになってしまうことも。
そうなると介護保健だけでは費用が賄えなくなる可能性も出てきてしまう。
またサービスの一部に不満があっても、そこだけを別の事業者に依頼するなどができない。
すべてが一体になったサービスであるため、一部だけいらないということはできないのである。
複合型サービスだけを利用するのであれば、非常に柔軟性の高いシステムであるのだが、それ以外のサービスを利用しようと思うと、融通が利くとは言えなくなってしまうのである。
もし利用するのであれば、あらかじめ必要なサービスがセットの中に含まれているかを確認しておこう。
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