接遇とは
接遇って何?
接遇とは
接客業を経験したことがある人なら「接遇」という言葉を聞いたことがあるかもしれない。
接客業務時における、お客様に対する様々な接客スキルを1つにまとめた言葉である。
本来「遇」は「遇する」といい、相手をもてなす意味が含まれている。
そのため、接遇ではお客様や相手をもてなす、思いやる気持ちをもって対応することが大事となってくる。
また、東京オリンピック誘致演説以来、この「おもてなしの心」は海外からも注目されている。
以前より国際化が進み、海外の人が日本を訪れることも多くなった。
そしてそれは今後さらに加速していくであろう。
そのため、この接遇が更なる注目を集めることは間違いないだろう。
ぜひ日本人として身につけておきたい、身につけておかなければならないものである。
接遇の第一歩
節具の第一歩は「挨拶」から始まるといわれている。
世間では「今の若い人は挨拶をしない?」といわれているが、挨拶をするには、まず相手に気づき認識をする必要がある。
そのためには周囲に目配せをする必要がある。
目配せをするには周囲に気を使いながら仕事をしていかなければならないのだが、経験が浅い人はこれを実践することが非常に難しい。
他の同僚があいさつをしてから初めて気づくことが多いため、どうしても一歩遅れてしまう。
そのため挨拶ができないように感じるのかもしれない。
また接客自体はそれでも何とかなってしまうため、本人があいさつできていないことに気づいていないのかもしれない。
だが、それでは接客から接遇へとステップアップすることはない。
接遇を身につけるには自発的・能動的に、かつ心を込めた挨拶をすることが必要なのである。
普段から意識して目配せをしながら、業務を行っていき、意識して挨拶をしていくことで身についていく。
これは一気に身についていくものではなく、長い時間をかけて、経験とともに身についていくものである。
感受性を生む
接遇は単にやればいいのではない。
思いやる気持ちが伴っていなければ接遇ではないのである。
そのためには「もし自分がその立場だったら?」と相手の立場に立って考える視点が大切となってくる。
そんなの簡単じゃないかと思う人もいるかもしれないが、実際にはすごく難しいことであり、おそらくほとんどの人は働いてから改めて考えさせられることであろう。
しかしこの感覚は時間をかけても身につけるべきものであり、そのためには感受性を高くして、相手の気持ちの変化に敏感になることが必要なのである。
それが社会で求められる「コミュニケーション能力」につながるのである。
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