無香とは
無香って何?
無香
消臭剤などを見ていると、「無香料」という表記を良く見かける。
臭いを消すための消臭剤が無香料だと、そこにはどんなにおいも残らないのだろうか。
しかし実際には少しだけ消臭剤のにおいがするということはよくある。
無香料なのににおいがするというのはどういうことなのだろうか。
(※においという表記について、ここでは悪臭などの不快感のあるにおいを「臭い」、それ以外の不快感のないにおいを「におい」と表記する)
無香料というのは、文字通り香料を使っていないということである。
そのため消臭剤の成分が本来持っているにおいまでは消すことができない。
とはいっても、やはり不快な臭いがする消臭剤は売れないため、お店などに売っているのはなるべくにおいのない無香料の消臭剤が多いため、それほど心配する必要はない。
しかし、匂いに敏感な人は些細なものでも気になってしまうもの。
消臭剤を使っているのに消臭剤の匂いが気になってしまっては本末転倒である。
そんな人には、同じ「無香」でも無香料ではなく、無香性の消臭剤を試してみてはいかがだろうか。
無香料と無香性
「無香」という文字が入った言葉として代表的なのは無香料と無香性であるが、無香料は先ほどにも書いた通り、香料を使っていないということであり、その成分本来のにおいまでは消すことができない。
それに対して無香性というのは、それ成分のにおいを消すために香料を使用していることをいう。
そのため香料は使用しているが、無香料と違ってにおいは全くない。
このように、似たような言葉でもその意味は全く違っていて、とりわけ香料を使用しているか否かというところに注目すると正反対となる。
様々な消臭法
消臭法には4種類ある。
悪臭のもととなる成分を消臭剤の成分と化学反応させ、無臭の成分にしてしまう「科学的消臭法」、悪臭のもととなる成分を抑え込んだり土見込んだりしてしまう物質を用いる「物理的消臭法」、抗菌剤などを用いて悪臭の原因となるバクテリアの繁殖を抑える「生物的消臭法」、悪臭を芳香成分で包み込んでしまう「感覚的消臭法」がある。
それぞれの消臭法に向き不向き・メリットデメリットがある。
例えば科学的消臭法は幅広い場所に対応することができるが、悪臭の原因が複数ある場合は1つでは対応できなくなる。
逆に物理的消臭法は、複数の原因がある場合には効果的であるが、費用対効果が低い傾向にある(科学的消臭法では少しの要領で多くの臭いを取り覗くことができるが、物理的消臭法では同じ要領でも取り除くことのできる臭いが少なくなる)。
生物的消臭法は生ごみなどバクテリアが繁殖する場所でしか使えないし、感覚的消臭法では無香性にできないなど、それぞれの消臭法に特徴がある。
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