Java（ジャバ）とは

Java（ジャバ）って何？

■Javaとはプログラミング言語のひとつ

Javaとは、オブジェクト指向を前提としてSun Microsystems社によって開発されたプログラミング言語です。

■そもそもプログラムとは？

プログラムは、システムに対しての命令であるバイナリコードの記述されたファイルで、このファイルはバイナリファイルと呼ばれます。
しかし、人間が直接バイナリコードを記述することは困難であるため、プログラミング言語を使用して、ソースコードと呼ばれる命令を記述します。
このソースコードの記述されたファイルをソースファイルと呼びます。
その後、このソースファイルに対してコンパイルと呼ばれる作業を施すことにより、バイナリファイルへと変換します。
しかし、システム毎に処理可能なバイナリコードは異なるため、そのプログラムを使用する環境に合わせた形でコンパイルを行います。
そして、その結果出来上がったバイナリファイルは、コンパイル時に前提とされた環境のシステムでしか正常に動作できません。

■JavaとJava仮想マシン（JVM）

その一方で、Javaで作成されるプログラムは、コンパイル時には完全にバイナリ化されず、Javaバイトコードと呼ばれる中間コードに一端変換されます。
そして、このJavaバイトコードの状態で使用者へ配布されます。
このJavaバイトコードの状態のプログラムは、ユーザに実行された際にJava仮想マシン（JVM）と呼ばれるソフトウェアによって、完全にシステムに適した形でバイナリ化されます。
この様に、JavaプログラムはJava仮想マシンに依存する形で動作するように作成されるため、Java仮想マシンさえインストールされていれば、どの様なシステム環境であっても実行が可能です。
しかしその反面、システム毎の固有機能を利用したプログラムを作成することはできません。
また、プログラム実行時にバイナリ化する作業が発生するため、完全なコンパイル型の言語によって作成されたプログラムと比べた場合、パフォーマンスは低下します。

■インターネットに適しているJava

インターネットでは、さまざまな端末からアクセスされる可能性があります。
またWebページで利用されるプログラムは、一般的なアプリケーション程複雑なものではないため、プログラムの動作による著しいパフォーマンスの低下は比較的起こりづらくなっています。
このような要件にJavaの特徴がマッチし、インターネットの普及に伴いJavaの利用される機会も急速に増えていきました。

■Javaアプレット

アクセスしたWebサーバから一端クライアントへダウンロードされ、クライアント上で動作するJavaプログラムのことをJavaアプレットと呼びます。

■Javaサーブレット

Webサーバにアクセスのあった際に、サーバ上で動作するJavaプログラムをJavaサーブレットと呼びます。
Webサーバにアクセスのあった際に、そのサーバ上でブログラムが実行され、その結果生成されたWebページをクライアントに送り返されます。