コピペとは
コピペって何?
■コピー・アンド・ペーストとカット・アンド・ペースト
コピペとは、正確にはコピー・アンド・ペースト(Copy and Paste)の略語で、特定の位置に存在するテキストや画像などのデータをコピー(記憶)し、目的の箇所へペースト(貼り付け)する作業を表すコンピュータ用語の一つです。
それに対し、特定の位置に存在するテキストや画像などのデータをカット(切り取り)し、目的の箇所へペースト(貼り付け)する作業をカット・アンド・ペースト(Cut and Paste)と呼びます。
コピー・アンド・ペーストを行った場合、コピーの元になるデータはそのまま維持された状態で、別の場所へ新たに複写されます。
それに対しカット・アンド・ペーストを行った場合は、元の場所にはデータは残らず、ペースト先へ移動します。
そのため、コピー・アンド・ペーストのことを単にコピー、カット・アンド・ペーストのことを単に移動と呼ぶこともあります。
■クリップボード
今日主流となっているOS(WindowsやMacOSなど)の環境では、テキストや画像などのデータをコピーすることで、クリップボードと呼ばれる領域へ一時的に記憶します。
このクリップボードと呼ばれる領域は、そのOS上で動作する全てのアプリケーション間で共有されているため、あるアプリケーション上のデータを、他のアプリケーションへペーストすることも可能です。
クリップボードに一端記憶したデータは、一度ペーストをしても消えずそのまま残っている為、同じデータを繰り返しペーストすることも可能です。
ただし、一度にクリップボードに記憶できるデータの数には制限があり、その制限を超えて記憶することはできません。
たとえば、Windowsのクリップボードで記憶できるデータは1つですので、新たに別のデータをコピーすると、前のデータはクリップボード上から消去されます。
■インターネットスラングとしてのコピペ
本来コピペは、データをコピーする操作を表す言葉ですが、インターネット上では一種のスラング(隠語)としてコピペという言葉が使用される場合もあります。
例えば、テンプレートであったり、多くのユーザに使い回しされるような陳腐化したデータであったり、特定の掲示板などで繰り返し使用されるようなデータのことを表します。
また、他人の著作物をコピーし、自分のWebサイトやドキュメントでそのまま利用する行為そのものを指す場合もあります。
コンピュータで扱うデータはデジタル情報であることから、データを容易にコピーすることができます。
そのため、他人の著作物を手軽に、かつ気軽にコピーし使用してしまい、そのことが発覚した後に問題として取りざたされるケースも増えてきています。
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