アーカイブとは
アーカイブって何?
■一般用語としてのアーカイブ
アーカイブ(archive)とは、「資料や記録を整理して保管すること」や「保管された資料群そのもの」を意味する英単語です。
特定のテーマ(例えば過去に発売されたゲームタイトルなど)に従う形で、さまざまな資料をまとめて公開するサービスを、「○○アーカイブス」という名称で提供している企業も多くあります。
■コンピュータ用語としてのアーカイブ
コンピュータの世界でも、アーカイブという用語の本来の意味合いのまま、「大量のデータを長期的に保管する作業」や、「その作業の中で保管されているデータそのもの」のことを示すこともあります。
そして更に加えて、大量のデータをより保管しやすく加工する行為をアーカイブと呼ぶこともあります。
具体的には、大量のファイルを単にハードディスク上に保存しておくと、何らかの理由で全てのファイルの移動やコピーが発生した際に手間がかかります。
そこで、大量のファイルを全て結合し、1つのファイルにまとめてしまいます。
この複数のファイルを1つのファイルにまとめることをアーカイブ、またはアーカイブ化と表現します。
また、1つにまとめられたファイル自体のこともアーカイブ、またはアーカイブファイルと表現します。
■場合によっては、圧縮を指す場合も
通常、アーカイブファイルを作成する場合には、アーカイブ専用のアプリケーションを使用します。
そして、このアーカイブの機能を持つアプリケーションの多くは、よりファイルを保管しやすくする目的で、圧縮機能を同時に備えています。
大量のファイルを1つのファイルにまとめると同時に、圧縮機能によってファイルサイズを小さくすることで、よりファイルを保管しやすくすることができるからです。
このような理由から、ファイルを圧縮する作業や、圧縮されたファイルのこともそれぞれアーカイブと表されることがあります。
■文脈から読み取ろう
以上のように、コンピュータ用語としてアーカイブという言葉が使用されている場合には、時と場合によって意味合いが以下のように変化します。
・複数のファイルを保管すること
・保管される複数のファイル
・複数のファイルがまとめられた、単一のファイル
・複数のファイルを単一のファイルにまとめること
・圧縮されたファイル
・ファイルを圧縮すること
そのため、アーカイブをいう言葉が登場した場合には、その前後の文脈からどの意味合いで使用されているかを判断する必要があります。
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