URLとは
URLって何?
■URLでWeb上の情報を特定する
URL(Uniform Resource Locator)は、ホームページを参照する際に入力する必要のある「http://」で始まる文字列です。
インターネット上には多くのコンピュータが存在し、各コンピュータは多くの情報を持っています。
そこでURLを使用することにより、どのコンピュータの持っているどのファイルが対象となるのか?と明示的に示すことができます。
■アドレスと呼ばれることも
話し言葉のレベルでは、URLのことをアドレスと呼ぶ場合もあります。
ただし、ネットワークの世界では、IPアドレスやMACアドレスなど、ネットワーク上の宛先を示すために用いられる情報が多くあるため、単にアドレスと表現した場合、どのアドレスのことを指しているのかを文脈から読み取る必要があります。
■URLの構成
URLの構成としては、以下のようなものが一般的です。
プロトコル://宛先ホスト:ポート番号/ファイルパス
■プロトコル
URLで指定するリソースを転送する際に使用する、通信プロトコル名を指定します。
尚、典型的な例を示すためにプロトコルとしていますが、厳密にはスキームと呼ばれ、メールの宛先を示す「mailto」のように、プロトコル以外の情報が指定されることもあります。
■宛先ホスト
目的のファイルを所有しているホストを指定します。
IPアドレスまたはFQDN(ホスト名)を用いるのが一般的です。
■ポート番号
接続先のポート番号を指定します。
URL先頭部のプロトコルにおける既定のポート番号の場合、ポート番号の記述は省略することも可能です。
■ファイルパス
要求するファイルパスを指定します。
ファイルパス先頭の/(スラッシュ)は、本来ルート(頂点)を意味する記号です。
例えば、WindowsであればC:\やD:\といったドライブ直下に相当します。
しかしURLの場合では、接続先のサーバで公開用に設定されたフォルダ(ディレクトリ)が/で表されます。
例えば、あるWebサーバでフォルダC:\Inetpub\wwwroot(Windowsサーバーの場合)が公開用に設定されている状態で、「http://Webサーバのアドレス/default.htm」というURLを指定し場合は、Webサーバの持つファイルのうち、フォルダC:\Inetpub\wwwrootの中にあるファイルdefault.htmがWebサーバから送られてきます。
尚、Webサーバの設定によってはファイル名は省略可能な場合もあり、その際は予め既定として決められているファイル名のファイルが対象となります。
■短縮URL
現在Webサーバが公開するコンテンツは多様化していて、URLの記述が長くなる傾向があります。
一方で、Twitterのような幾つかのWebサービスでは、投稿できるメッセージに文字数制限があり、その中にURLを含めることが困難になってきています。
この問題を解消するために短縮URLという仕組みが利用されることがあります。
短縮URLは、本来のURLと新たに作った文字数の少ない短縮URLとを1対1で紐付け、データベースに登録します。
そして、ユーザが短縮URLを指定した場合、データベースから本来のURLを特定し、本来のURLへとリダイレクトされます。
この仕組みでは、URLが短くなることで扱いやすくなりますが、一方でユーザは本来のURLを意識できなくなります。
この仕組みが悪用され、本来とは異なるサイトへリダイレクトされ、詐欺被害にあってしまうという事例も報告されています。
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