ヘッダーとは
ヘッダーって何?
■色々なシーンで使用されるヘッダーという言葉
ヘッダーとはデータの先頭部分に記述される情報を表す言葉で、メインのデータに関する情報が記述される場合が多くなっています。
ヘッダーという言葉が使用される分野は幅広く、ワープロソフトで作成する文書の上部に記述する情報や、ネットワーク通信で送受信されるデータの先頭に付け加えられる情報など、さまざまです。
■ワープロソフトでのヘッダー
多くのワープロソフトでは、上余白スペースとメイン文書を記述するスペースとの間にヘッダーと呼ばれる領域が設けてあります。
また逆に下余白スペースとメイン文書を記述するスペースとの間の領域をフッターと呼びます。
このヘッダー領域に記述したデータは、その文書を構成する全ページに等しく表示されるという特徴を持っています。
そのため、文書の全ページに等しく表示したい情報を記述するスペースとして、ヘッダーを利用します。
ヘッダーに記述される情報の例としては、作成した日付や、社名・ロゴなど帰属する組織を示す情報、文書のタイトルなどが挙げられます。
また、ページ番号を挿入することもあります。
(ページ番号はフッターに挿入されるケースが多いですが、ヘッダーに挿入されることもあります)
ただしページ番号に関しては、全ページに同じ数字を表示するのではなく、各ページに応じた数字をそれぞれ表示しなくてはいけません。
通常、一か所に入力した情報を全ページに等しく表示するヘッダーですが、このページ番号のように、都度その場合に相応しい情報に自動更新する形で情報を挿入するための機能を、多くのワープロソフトは備えています。
■ネットワーク通信でのヘッダー
ネットワーク通信で送受信されるデータには、先頭部分にヘッダーと呼ばれる情報が付け加えられます。
この場合のヘッダーとは、いわゆる運送会社へ宅配を依頼する際に記入する宛名ラベルのような役割を持っています。
通常、宅配を依頼する際の宛名ラベルには、宛先の住所・氏名・電話番号、送り主の住所・氏名・電話番号、希望配達日時などが記入されます。
同じように、ネットワークで送受信されるデータも、誰から誰に対して送るデータなのか?を示す宛先情報や送信元情報が記入されています。
ただし、ネットワークで使用するヘッダーに記入する情報は、通信の種類によって異なります。
たとえは、ホームページに関する通信の場合であれば、目的のホームページのURLや通信の結果(成功したのか失敗したのか、また何が原因で失敗したのか)などが含まれますし、電子メールに関する通信の場合であれば、宛先のメールアドレスや電子メールの件名などが含まれています。
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