ダウンロードとは
ダウンロードって何?
■上流から下流へ
ダウンロード(down load)の名前に使用されているloadは「データ転送」を意味しています。
そしてdownは「上流から下流へ」を意味します。
つまり、名前通りに捉えると、ダウンロードとは、ネットワーク通信で上流のコンピュータから下流のコンピュータへ何らかのデータを転送することを意味します。
逆に、下流のコンピュータから上流のコンピュータへ何らかのデータを転送することをアップロード(up load)と呼びます。
このアップロードやダウンロードの対象となるデータは、テキストデータや画像データ、音声データや動画データなど状況により様々です。
■「上流」と「下流」とは
ネットワークの世界では、ネットワークの中心に近い側を上流、中心から遠い側を下流と表現します。
では、具体的にネットワークの中心とは何でしょうか。
現在のネットワーク通信の主流はクライアント/サーバ型と呼ばれる形態です。
名前に使用されている「クライアント」と「サーバ」は共にネットワーク上のコンピュータやアプリケーションの「役割」を意味する言葉です。
クライアントは、「○○をしてください」と要求する側を表し、一方サーバはクライアントの要求に対して処理を行い処理結果を返す側を表します。
殆どの場合、クライアント/サーバ型のネットワークでは、サーバが上流、クライアントが下流になります。
前述した通し、ダウンロードとは上流のコンピュータから下流のコンピュータへ何らかのデータを転送することを意味します。
つまり、ダウンロードとは、サーバからクライアントへデータを転送することを意味する用語となります。
■P2P(ピア・ツーピア)の場合は
現在使用されているネットワークには、P2Pと呼ばれる形態のものがあります。
P2Pは通信を行うコンピュータ同士がピア(Peer)、つまり対等であるネットワークであり、サーバやクライアントという明確な区別の無いネットワークです。
この場合、上流と下流の定義が不明瞭となりますが、現在ファイルを保持している側を上流と見立てて、アップロードまたはダウンロードという表現を使うことが多くなっています。
■アクセス権
ダウンロードを行うためには、ダウンロード対象のファイルが設置されているコンピュータ上で、ユーザに対しての適切なアクセス権が割り当てられている必要があります。
アクセス権とは、コンピュータの所有する資源に対して各アカウントが行うことのできる操作を制限する機能です。
アクセス権という名称以外に、アクセス許可やパーミッションという名称が使用される場合もあります。
OSによって違いはありますが、読み取り・書き込み・実行などの権限を設定することができる場合が多く、ダウンロードを行うためには読み取りの権限が必要となります。
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