RDFとは
RDFって何?
RDFとは
「RDF(Resource Description Framework)」とはIT用語で、Web上におけるリソースに関する情報の表現方法について統一された枠組みのことを言います。
「RDF」で記述される情報は、書籍で言うところの図書目録のようなもので、コンピュータで扱う情報の分類や検索等に関して、その内容が一定の分類方式によって配列されるため、効率化や自動化を図ることができます。
「RDF」を応用した例として、RSS(RDF site summary)やFOAF(Friend of a Friend)などがあります。
「RDF」は特にメタデータについて記述することを目的としています。
メタデータとは
“メタデータ”とは、データについてのデータという意味で、データそのものではなく、そのデータに関する情報のことを言います。
具体的には、データ作成日時、データ形式、データ作成者、タイトル、注釈などのことを指します。文書データの場合、一般的に著者、タイトル、発表年月日、関連キーワードなどが含まれます。
データの検索をしやすいように、予めデータを整理しておくというのが“メタデータ”を作成する主な目的です。
RDF文(statement)
RDFのメタデータのモデルでは、Web上のリソースに関する記述(statement)を主語(subject)、述語(predicate)、目的語(object)の3つの要素で表現します。
この3つの要素の組みを“トリプル(triple)”と呼びます。
RDF文の主語(subject)は、記述の対象となっているリソースである必要があります。
IT用語以外のRDF
「RDF」は、IT用語以外に、“廃棄物固形燃料/ごみ固形燃料”を表す言葉でもあります。
この場合の「RDF」は“Refuse Derived Fuel”の略で、IT用語の「RDF」とは全く異なります。
“廃棄物固形燃料”とは、家庭から排出される廃棄物(ゴミ)を固形燃料にしたものです。
一時期注目を浴びましたが、生成にかかるコストが高い上、品質がよくないなどの理由で利用量が伸びず、現在では「RDF」に代わり、“RPF(Refuse Paper & Plastic Fuel)”と呼ばれる固形化燃料の方が増加しています。
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