諸経費とは

諸経費とは

諸経費って何?

■概要

諸経費とは建築やリフォームの際に使用される費用の1つで、現場経費と一般管理費の2つを合計した費用のことです。
現場経費とは工事現場で発生する駐車場代や通信費など現場でかかる費用のことで、一般管理費とは現場をサポートする事務所(本社等)で発生する事務消耗品や電気代などの費用のことです。
諸経費の明細は不透明なためたびたびトラブルや疑問の種になることもありますが、慣行上は諸経費の算入が認められています。

■諸経費の比率

諸経費は正確な費用の推定が難しいため、経験則などによって一定の比率が工事費に加算されたものが諸経費となります。
統計上は工事費の20%前後が諸経費となることが多いようですが、内装工事などは5%から10%になることが多いようです。
もちろん諸経費は会社によって異なり、中には諸経費を各項目に分類して見た目上の諸経費を低く抑えていることもあります。
諸経費は内訳が不透明な場合が多いので、消費者からしてみればその金額が妥当なのか判断しづらいものとなっています。

■不動産購入にかかる諸経費

諸経費は一般的にリフォームや新築の際に発生する費用のことを指す場合が多いですが、マンションや中古住宅の購入にかかる諸費用を諸経費として表現することもあります。
たとえばマンションを購入する時は物件の購入費用の他に様々な経費がかかり、そのことを諸経費とよびます。
これらの諸経費の内訳としては登記費用や印紙税、ローン事務手数料などが含まれており、中古物件の場合はこれに仲介手数料も加わります。
新築やリフォームの際に使用される諸経費の内訳が不透明なのに比べて、物件購入の際にかかる諸経費は比較的内訳が明確になっているのが特徴です。

■諸経費の根拠

諸経費は根拠のない数字ではありませんが、内訳が不透明な場合が多いうえに業者によってもかなり開きがあるので消費者からすれば疑問の種になることも多いです。
業者の中には他社が10%だから自社も10%に設定しているというところも多く、諸経費の数字の根拠が曖昧な業者もあります。
諸経費の根拠について疑問を抱いた場合はその内訳を業者にきっちりと説明してもらいましょう。
また、業者によっては諸経費をあらかじめ工事費に上乗せして諸経費を安くしているように見せたり、細かい項目を設けて諸経費の項目を低くしているところもあるので、工事の何%だからこの諸経費は適性だという考え方はできないので注意してください。

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