税理士とは

税理士って何？

■概要

税理士とは国家資格の１つであり、税金の専門家として税務の相談や税務書類の作成などを行ってくれる人のことです。
税金以外にも帳簿の記帳代行など会計に関する付随業務も提供しています。
国家資格である税理士試験に合格し、税理士会連合会の名簿に登録されることで税理士として認定されます。

■税理士の業務内容

税理士は税務の専門家として税務に関する様々なサービスを提供しています。
ここでは税理士の業務内容について解説していきます。

１.税務代理

依頼人を代理して確定申告や税務調査の立ち会い、税務署への不服申し立てなどを行ってくれるサービスです。

２.税務署類の作成

依頼人を代理して確定申告や相続税申告書、税務署に提出する書類の作成などを行ってくれます。

３.税務相談

相続税などの税金の悩みについて相談にのってくれます。
また、相談から正式な依頼として税務代理などを行う場合もあります。

４.会計業務

税理士業務に付随して財務書類の作成や帳簿の記帳代行などを行います。

５.補佐人

税務訴訟において補佐人として訴訟代理人である弁護士とともに出頭して納税者の権利を守るために陳述します。

■税理士の年収

税理士の年収は独立開業しているか雇われているかで大きく異なります。
独立開業している場合の年収は様々で、年収500万円に満たない人もいれば年収１億円を超える人もいます。
それぞれの実力によってやはり年収が大きく異なるのが独立開業している税理士の特徴といえますが、2000万円から3000万円稼ぐ人が多いようです。
一方、雇われである勤務税理士の年収は700万円程度であることが多く、やはり一般の会社員よりは高い水準にあります。

■税理士業界の現状

現在税理士業界は飽和状態だと言われており、非常に厳しい競争となっているようです。
税理士も余り気味となっているため、独立開業するにしても資本やコネが無いと厳しいのが現状です。
元々、独立開業して成功している税理士は２世税理士や税務署OBなど資本やコネを持っている人が多く、稼ぐために独立というのも簡単ではないようです。
ただ、税理士が高齢化している傾向があるため今後この過当競争が緩和される可能性は十分あるといえます。
また、独立開業しなくとも一般企業に好条件で就職することも可能で、他の会社員より高待遇で勤務することが出来ます、このように、税理士業界自体は競争が厳しいですが、雇われである程度の年収は稼ぐことができるというのが現在の税理士業界の現状のようです。